タオル帽子

 

国立大阪医療センターのボランティア室の扉を開けると、おしゃべりと笑い声が聞こえてきます。明るい陽射しが差し込む部屋で、タオルを持ち寄り、和気藹々と作業をするのは、「タオル帽子賛助会」のメンバーたち。2011(平成23)に会を発足後、化学療法による副作用で悩む患者さんのため「タオル帽子」を作成、寄贈しています。

 

第1金曜日は、大阪総合生涯学習センター、第4金曜日が同センターで月1回ずつの定例で活動しています。「ミシンだと見た目は美しく数も量産できますが、縫い目がつっぱり、硬くなる。敏感な患者さんの頭には痛く感じます。手縫いは、柔らかく夏場は蒸れない、それに遊びやゆとりができ、すっぽりと頭に収まるんですよ」と代表の伊東佐夜子さん。

 

 

入院中の患者さんや家族が自分のお気に入りのタオルを持参し、講習会に参加することができます。また、「一般社団法人UP」とコラボ企画で、ワークショップを実施し、20、30代の若い世代とタオル帽子の活動をしてきました。

 

このような実績が認められ、今年2月には「NPO法人大阪府高齢者大学校(中央区)」で受講生や、修了生を対象とした“KOUDAI AWARD”で表彰されました。「この活動を次世代につなげたいです。願いは叶う、思考は現実化すると」と熱い思いを語られました。