天王寺区内のキッズルームに、明るいおしゃべりの声が響きます。発達障がいをもつ子の親の会「つぼみの会」では、悩みを話したり情報交換するおしゃべり会や、啓発のための勉強会などを行っています。
「つぼみの会」という名前は、今はまだつぼみの子たちが将来それぞれに素敵な花を咲かせてほしいと願いをこめてつけられました。この会の強みは、必ず天王寺区のどこかと繋がれること。天王寺区内の小学校に必ずメンバーの誰かがおり、習い事や、配慮してくれる飲食店など、実際の親がほしい生の情報が集まっています。

 

「たくさんの保護者の経験を伝えることができることが、この会の良さなのです」と話すのは、代表の加納夕架子さん。参加している保護者からは、「この会に来て、子どもに対する接し方が変わった」という声がありました。ずっと子どもの発達障がいについて家族にも理解してもらえず、しつけが悪いと言われ、孤独を感じていたとのこと。加納さんは、「つぼみの会は、誰でも来てもいいというゆるやかな会を目指しています。一人で悩まなくていいんだと、ここにきておしゃべりして、居心地良く帰ってもらえたら」と、参加している人たちをあたたかく見守ります。

 

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*おしゃべり会のようす

 

地域の情報、福祉サービスの情報、子どもたちが生きていくうえで必ず必要となる情報を、みんなが知ることができるようにしたいというのが、つぼみの会の願い。「お母さんが元気でないと、子育てはできない。子どものために、何か持って帰れたらという気持ちなんです。」と、副代表の良川秀子さんも情報交換の大切さを話し、そのためにも、多くの人と繋がりたいと思っています。

 

「子育てがしんどい時期は必ず何度か訪れます。その時に、先輩の話を聞いたり、同じ学校の保護者と繋がることで、何かあったときに助け合えるつながりが大切なのです。」と加納さん。子育てする保護者がつながることで、みんなで一緒に前にすすめるようにと活動を続けています。

 

つぼみの会写真