指あみ集合

 

住み慣れた地域や自宅で暮らしたい。そんな高齢者の思いを受け、白木裕之さんは、2011(平成23)年、介護療養型医療施設や在宅ケアなどの勤務経験を活かし、仲間と住吉区にNPO法人WhiteNet(ホワイトネット)を創設しました。

 

「ターミナルケア(※)で11年間、介護業務に携わりました。そこで“人生最後に白木さんと会えてよかった”と言われました。たくさんの人を看取り、いい人生だったなぁと思ってもらえるには、どうしたらいいのか?と考えた」と当時を思い出します。

“高齢期こそ人生で一番輝けるとき、白髪になってからが人生オモシロイ!!”をモットーに「高齢者が社会と繋がることで“幸福感”を得られる。要介護でも社会貢献活動できるという仕組みをつくりたい」と言います。

 

昨年からボランティア活動を通じて、地域の若者と高齢者を繋ぐため、区内のボランティア情報を掲載したサイト「Happiness住吉」を開設。ボランティア活動したい人を対象に、定期的に靴下のハギレを利用した「指編み」のワークショップを行っています。参加者はマットやカゴなど作り方を覚え、高齢者施設を訪問し、指編みを利用者にレクチャーします。最終的には、高齢者自身が編んだ作品を社会貢献活動につなげていきます。

8月には初めて、作品をカンボジアの首都プノンペンにある「くっくま孤児院」へ寄贈しました。現地からは、お礼に子どもたちの笑顔の写真が届き、交流が始まっています。

 

 

※ターミナルケア・・・終末期の医療および看護のこと