イケてる!市民活動★ミニレポート内容

NPO法人リバイブ・ハウスでは、刑務所や少年院からの出所者の生活支援をしています。これは、非行に走った中高生が施設を出たあとの受け皿がないことがきっかけのひとつです。そして19年間の活動から、大人になってから生活を変えることは難しく、子どものころからの食育の必要性を感じ、平成29年にこども食堂を開設しました。

 

法人理事の宮川結佳さんたちは、小学校や地域と連携するとともに、実際に公園に足を運んで子どもたちと関係を作ることを続けています。いつもベンチで寝ている子、ずっと同じ服装の子、水飲み場で服を洗う子…。様々な課題が見えてくると宮川さんは言います。

 

リバイブ1

 

子ども食堂を始めたころは、公園で声をかけても、子ども達には警戒心がありました。今では、開催日以外にも居場所を求めてやってくる子どもがいます。また、貧困に苦しむ家庭だけではなく、比較的裕福であっても、お金だけを渡されて独りぼっちでパンを食べているような、家族の関わりに問題がある子どもも見えてきました。

 

宮川さんたちが関わってきた子どもたちの中には、自分を見てほしいという気持ちから盗みを繰り返した子どももいます。罪を犯した子どもたちは、周りからレッテルを貼られ、自分に対してもマイナスな気持ちを持っており、成長と共に長いスパンで関わることが必要です。

 

「私たちは絶対に見捨てない。子どものときに養われたことは、大人になっても簡単には変わらない。時には裏切られることもありますが、でも、ここに帰ってきたら必ず受け入れます。」と宮川さん。何よりもうれしいことは、リバイブ・ハウスから自立した子どもたちが、今はボランティアとしてこども食堂に関わったり、差し入れを持ってきてくれること。その姿は、子どもたちの手本にもなっているのです。

 

「他人と関わることが少なくなった今だからこそ、“おせっかいなおばさん”であり続けたい。」と、宮川さんたちは今日も公園に足を運びます。