団体名
終活相談 ラリット・カラ
設立目的
現在、65歳以上で配偶者と子など3親等以内の親族がいない「身寄りのない高齢者」は2024年時点で286万人、未婚化が進み2050年には448万人と高齢者の9人に1人程度を占める割合になると予測されています。
長年、法律団体で独居者・身寄りのいない方のサポートを行ってきましたが、「身寄りが無く」「何の対策もせず」に亡くなられた方は、遠縁の親族や周辺住民からは嫌がられ、自治体が委託事業社に依頼して簡素な葬儀・粗雑な供養がなされるだけという現実を目の当たりにしてきました。
一事業者として、また一人の僧侶として、そのような乱雑な扱いをされる尊厳なき「死」をできるだけ少なくしたいと願い、活動をしております。

生涯未婚の方、子どもがいらっしゃらないご夫婦、配偶者との縁が途切れてしまった方、LGBTや同性のパートナーがいる方等、『身寄りがない』には千者万別のご事情や背景がありますが、活動を通じて『ひとりで人生を闘い抜いた方』が幸せな最期を迎えられる社会の実現を目指しています。
主な活動
大阪市生野区にあります浄土真宗本願寺派の寺院『幸教寺』内にて
身寄りのいらっしゃらない高齢者の「終活」のお手伝い・死後手続き代行を主な事業として運営しております。

①死後事務委任契約
ご生前の間に行政書士立ち合いのもと契約書を交わし、葬儀・納骨・行政手続き・遺品整理・住居解約・遺言執行まで。
代表の私自身が「僧侶」であり、最初の相談から最後のご供養まで、ご希望を詳しくお聞きして、ご家族のいない方でも尊厳ある最期が迎えられるようお手続きしています。
②ご家族代行サポート
現状の介護保険でまかなえない部分、家族にしか頼めない困りごとを「ご家族代行」として行います。
買い物代行・病院受診付き添い・術前説明同席・施設入所立ち合い・携帯ショップ付き添い・市役所手続き代行etc...
介護福祉士さんやご友人には頼めない部分を付き添い・代行をして、ご自宅や病院・施設へお伺いします。
③終活セミナー講師
自治体・企業・他寺院様より講演依頼をいただき『終活セミナー』を開催させていただいております。
実務的な内容よりも「死」と「終末期」について考えるという心の部分についてより多くお話をさせていただき、仏教における「死の捉え方」についてもお伝えをしております。
宗教的な意味合いではなく、死を考える・死について話す・伝えるということをメインテーマとし、終活を早く行うことで『今を楽しむ』こと、家族がいらっしゃる方は終活をすることで残された家族を不和にさせないこと、子どもがいなくとも親族関係を円満にすることで『将来のおひとり様』を増やさないことも目標としています。

「今現在」身寄りのいない方を助ける・供養する活動と、「近い将来」身寄りがいなくなるかもしれない方を少しでも減らす活動。
『家族と話し合う終活』というテーマでの「親の死で家族が揉めないためにすべきこと」を関西全域でお伝えする講演活動にも力を入れております。
活動地域
  • 天王寺区,
  • 生野区,
  • 阿倍野区,
  • 住吉区,
  • 東住吉区,
  • 平野区,
  • 関西圏域
代表者名
大塚 鮮渉
連絡担当者名
大塚 鮮渉
連絡先
団体所在地
大阪府大阪市生野区中川西2丁目16-7 幸教寺内
団体種別
任意団体
活動分野
  • 高齢者
  • 障がい者
  • 子ども
  • 地域活性・まちづくり
設立年月日
2023年8月25日
関連URL
一言メッセージ
私は今のお寺で生まれた子息ではなく、一般の母子家庭で育ちました。
法律団体での会社員生活を経て、現在のお寺とのご縁がありお得度をした超『マイノリティ僧侶』でもあります。

私自身、20代の頃に重度のうつ病を患って自身の命を絶とうとした過去もあり、
『ひとり』で悩み苦しんでいる方に少しでも寄り添いたいという想いを抱いています。

『ラリット・カラ』とは、仏教発祥の地インドの言葉で
「繊細な人」「感受性豊かな人」「芸術的な人」など
カースト制度のような差別の中にあっても、自身の感性・想いを大切にして生きる人という意味を持ちます。

生き方が多様化する現代日本の社会においても、自分の気持ち・生き方を大切にして生きる方を尊重し、寄り添える存在でありたいと考えています。