市民活動ワクワクレポート内容
NPO法人キャンピズ
障がいのある子どもと大人のキャンプ活動を支援するNPO法人キャンピズは、障がいのある人が、年間を通して継続的にキャンプ活動に参加し、普段できない体験や、社会経験を積み重ね、集団生活に慣れ、自立した生活につながる活動になることを目指しています。
キャンピズは、年間通して様々なキャンプを実施しています。障がい等により、日常から急激な変化が苦手な人が安心して活動できる場づくりを行っているものや、学齢期を過ぎた人が余暇を楽しむグループキャンプ、夏休みなど長期の休みを利用した10泊キャンプや冬のスノーキャンプ、発達に課題を抱えている子ども対象のキッズキャンプなどプログラムも豊富です。年齢、障がいのあるなしに関わらず参加できるユニバーサルキャンプは、今年も6月2日に開催され、0歳から97歳まで総勢120人が信太山キャンプ場に集いました。
キャンプに参加して初めの頃は戸惑っていた障がいのある参加者(以下「キャンパー」という)が、徐々に慣れ、キャンプファイヤーの火を囲んで手を繋ぎ、輪の中に入れるようになりました。毎年、夏のキャンプを楽しみに、6月ごろになると、自分で押入れからリュックを出して準備を始める姿が見られたり、普段の食事でお皿を準備するなど家庭の中でも変化が見られます。
これらの活動を支えるのは、ボランティアスタッフとして登録しているキャンピズの会員で、主に大学生や専門学生がフィールドワークの一環として参加しています。基本的にボランティアとキャンパーはマンツーマンで関わり、手助けが必要な時には他のボランティアに声をかけるなど、それぞれに役割分担をしています。ボランティアはキャンパーが出すサインの意味に気が付けた時や、キャンパーに自分の名前を覚えてもらえた時に喜びを感じています。その喜びが、またボランティア活動がしたいという原動力にもなり、周囲の人にボランティアの魅力を伝えることで、参加者が増えることも期待できます。同NPO代表理事の水流寛二さんは、「全てのことをサポートするというより、相手にとっても自分にとっても良い方法に気づき、それぞれに生活の中で自分のすべきことを見つけ出していくことがキャンプ生活のこだわり」と言います。障がいにとらわれず、本人に光を当てた関わりの中で、お互いが特別な存在となっていきます。
特定非営利活動法人キャンピズでは、ほぼ毎月のようにデイキャンプや1泊2日から10泊11日までの様々なキャンプ活動を企画されています。余暇をもっと充実させたい、週末に暇を持て余しているという方はぜひ参加してみてはいかがですか?
また、活動を支えてくれる学生ボランティアも募集しています。夢中になれるもの、熱くなれるものをキャンビズの活動で見つけてみませんか?
詳細はポータルサイトから団体情報にアクセスしてください。
(記事作成:大阪市社会福祉協議会)
NPO法人キャンピズ
https://kyodo-portal.city.osaka.jp/author/666/?uid=666
※キャンプに参加するには(キャンパー、ボランティアとも)会員登録が必要です。
キャンピズ事務局
〒540-0012中央区谷町2-20-20 2階市民活動スクエアCANVAS谷町内 C-01
TEL/FAX 06-7657-5001(月曜日~金曜日:午前10時~午後5時)
E-mail ncw1998@campwith.jp