イケてる!市民活動★ミニレポート内容

男のカフェ 「火の鳥」×旭区社会福祉協議会

☆火の鳥 差し替え写真

メンバーもお客様も男性中心のカフェ

2018(平成30)年5月に旭区にオープンした「男のカフェ 火の鳥(以下、「火の鳥」という)」は、メンバーもお客様も、みんな男性。文字通り男性にとって居心地の良い場所づくりになっています。今では月1回の開催日に60~80人が集まるという人気のカフェに成長しました。

きっかけは、同年3月にスターバックスコーヒージャパンの協力のもと開催されたカフェボランティア講座です。「旭区社会福祉協議会(以下、「旭区社協」という)」が窓口となり、住み慣れた地域で何か役に立ちたいという人たちが集まりました。そして、もう一つの大きな存在は、「あさひしょうぶ大学」です。旭区社協では地域の男性の居場所づくりに取り組んでおり、男性の学び場である「あさひしょうぶ大学」には毎回10~20人の参加があり、今年度で第12回目を迎えます。「あさひしょうぶ大学」を卒業したOB会の登録者は80人を超えており、その中から、自助活動だけではなく地域のボランティア活動をしていきたいという声があがり、「火の鳥」を手伝っています。

また、カフェを続けるにあたっては、花田コーヒ株式会社よりコーヒーメーカーなどの機材の無料貸出や職員がコーヒー豆のおいしい組み合わせを伝え、火の鳥の参加者の知識を高めるテイスティングなどのご協力をいただいています。

 

この日はカフェと同じ建物の3階で、地域住民を対象としたコミュニケーション麻雀が開催されていました。麻雀といっても箱ティッシュを少し小さくしたくらいの大きなパイで、3~4人程度のチームで相談しながらゲームを行うものです。その参加待ちの人が、火の鳥へコーヒータイムにやって来て、カフェは超満員。「本格的でおいしいコーヒーが飲める」と好評でした。

 

それぞれの趣味や得意を生かして

「僕たちは“レーコー”と言いますが、アイスコーヒーは、慌てずにゆっくりと冷やすとおいしくなるんです」と話すのはメンバーの奥田豊さん。15人いる火の鳥のメンバーは、みんな個性的です。写真や版画が趣味であるメンバーは、昔懐かしいカフェの壁を飾り付けます。来店時のポイントカードに押す消しゴムハンコもメンバー手彫りの力作。また、音楽好きのメンバーはBGMのチョイスにセンスが光ります。他にも受付や食器洗い、コーヒーに添えるお菓子類を買いに行く人など役割分担は互いに声をかけ合いながらしています。メンバーが定着するように、開催ごとに役割分担を入れ替えたり、反省会では自由に意見が述べられる雰囲気をつくるなどして、積極的に参加してもらえる工夫をしています。

男性だけの居場所について、「一人で来ていた人が、隣に座った人と自然と会話していることがよくあります。また、常連さんが来ないと、あの人どうしたんかな?と、参加者も我々スタッフも気になります」と話すのはメンバーの高橋競さん。若い頃にフルタイムで働いてきたなどの理由から地域とのつながりが薄いことも多い高齢男性にとって、カフェは人と出会い、つながる場となっています。

 

活動を続けるうちに、自分たちの住む身近な各地域にも男性の居場所があればと考えたメンバーが、いろいろな場所に出向いての『出張カフェ』も開催するようになりました。旭区に舞い降りた「火の鳥」は、力をつけて、さらに広い地域へと羽ばたいていきます。

(記事作成:大阪市社会福祉協議会)