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株式会社宮田運輸

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宮田運輸の取り組み

はじめに                                                                                                

こどもミュージアムプロジェクトはある交通事故が、すべての始まりでした。

大阪府高槻市に本社を置く「宮田運輸」という運送会社では、かつて悲しい死亡事故を発生させてしまいました。「交通事故をなくしたい」――その強い思いから、たどり着いたのは、トラックに子どもたちの絵とメッセージをラッピングするという取り組みでした。

社内で始まったこの活動は、やがて「こどもミュージアムプロジェクト」として社外にも広がり、メディアにも取り上げて頂けるようになりました。今では少しずつではありますが、確実に広がり続けています。

 

~ 取組みについて ~                                                                         

1.こどもミュージアムプロジェクト
~トラックや自販機などに描かれた「やさしい思い」は、見た人の心を動かし、優しさが連鎖していきます。自分が誰かに優しくすることで、その思いは感謝となって返ってきます。そして、自己肯定感が育ち、さらに周囲にも優しくできる。そんな優しさの循環が、やがて事故の減少にもつながり、社会全体を良くしていく――私たちはそう信じて、日々活動を続けています。

2.みらい会議
~「これからの自分たちの会社をみんなで考える」を目的に、毎月1回、自主参加型のミーティングを開催しています。社員はもちろん、アルバイトやご家族、さらには外部の方の参加もOKで、今では全国から経営者や主婦の方、学生さんなど色々な方々にご参加いただいており、立場や年齢を超えて、それぞれの思いを尊重し合いながら、数字だけでは見えない価値を認め合う、感謝と承認の場をつくっています。

この取り組みは、社員のモチベーション向上や、職場内の人間関係の深化にもつながっています。

  3.木鶏会(もっけいかい)
~「致知」という人間学を学ぶ月刊誌を教材にしながら、社員同士が感想を共有する勉強会です。心を高め合うこの活動は、企業文化の根幹にもなっており、読むチカラ、書くチカラ、話すチカラ、聞くチカラ、褒めるチカラを養い、思いやりと誠実さに満ちた職場作りを支えています。

  4.こども社歌プロジェクト
~「お父さんとお母さんへの応援歌を作りませんか」という思いから始まったこのプロジェクト。子どもたちと共に作詞・作曲を行い、半年かけて完成させました。始業前の朝、3分間この歌を自動的に流すことで、社員の心に自然と「今日もがんばろう」という気持ちとやさしさが芽生えるようになっています。

  5.紙芝居プロジェクト
~子どもを対象に、「こどもミュージアム誕生物語」の紙芝居を通して、描いてもらった「絵」が事故を防ぐ事につながることを伝えます、また子ども達が感謝される喜びと役立つ喜びを実感し自己肯定感を育み、子どもの成長過程で体感することが、将来に根付く「良心」へとつながります。

6.子どもたちとの触れ合い
~トラックに絵を描いてくれた子どもたちは、街中で自分の絵が走っているのを見て、きっと大きな喜びと誇りを感じていることでしょう。

「大切な人のために描いた絵」が多くの人に見られ、新聞社やテレビ局、警察などからも注目される――その経験を通して、子どもたちは「自分は必要とされている」と感じ、自信と自己肯定感を育んでいきます。

7.福島ツアー
~2011年に発生した東日本大震災。寄贈品を届けるために訪問したことから始まった視察研修(ツアー)。

帰宅困難区域から解除になり人を呼び戻す中で、雇用をうむ為に工業団地が作られましたが、物流がなかった為なかなか進まない、そこで協力させて頂くことになりました。今はその経験を活かして、もっと福島を知ってもらおうとツアーを組んで福島の今までの軌跡や現状をお伝えさせて頂いたりしています。現地に赴き、人と交わることで、命の尊さを知り、日常の当たり前が当たり前でないことを知ることで、それぞれの心の内から湧き上がる「何か」があります。その「何か」を大切に、より多くの方と共に共感できる場を創っています。

おわりに                                                                                               

大好きなトラックが人の命を奪ってしまった事実は変わりません。ですが、その後の行動次第で「意味」は変えられると信じています。事故に蓋をするのではなく、向き合い物流会社だからできる事を考えました。2014年、自社の1台から始まったこの取り組みは、今では国内345社が賛同し、海外(中国・タイ・ラオスなど)を含めて1,535台のミュージアム号が走っています。また第一号の絵を描いた運転士の娘さんは、今ではお父さんと同じ宮田運輸で働いています。

「家族を大切に、仲間を大切に、人を思いやり、その輪が広がることで、優しさが社会に満ちていく」。

私たちは、こどもミュージアムプロジェクトのトラックを日本中の道に走らせたいと願っています。そうすれば、きっと交通事故は減り、皆が少しずつ優しくなれるはずです。

私たちの活動は、誰もが心の中に持つ「やさしくしたい」「世の中を良くしたい」という思いを呼び起こすこと、きっかけづくりです。そして、運転士をはじめ町の一人ひとりに「心のゆとり」を届け、交通事故を少しでも減らしていくことを目指しています。

企業概要

住所:大阪府高槻市原1889番地の1
TEL:072-688-5504
http://www.miyata-unyu.co.jp/

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