みんなの活動報告内容
こんにちは!大阪市市民局地域連携グループです!
大阪市市民局では、市民活動が活発に展開される環境づくりの一環として、ボランティア・NPOなどの市民活動を支援するための、「区政推進基金(市民活動支援型)」を設置し、行政だけでなく、市民、市民活動団体、企業がともに市民活動を育てていくものとして、寄附金を活用し、市民活動団体が行う公益的な事業に対して助成金による支援を実施しています。
大阪市:大阪市市民活動推進助成事業 (…>市民活動をしたい方へ>市民活動に対する支援) (osaka.lg.jp)
こちらの活動報告では、令和6年度の助成事業に選定されている団体さんの活動現場を視察し、みなさまにご紹介させていただきます。
今回の令和6年度視察レポは・・・
「NPO法人 ジェイズマスクワイア」さんの
「引きこもりからの解放!精神障碍者のための回復コンサート」です。
こちらの事業は、引きこもりや自殺といった社会課題に対して、音楽を通じた豊かな心を育む文化・芸術活動を行うことにより、引きこもりからの解放と心の回復を図るものです。
また、当事者だけでなく、その家族も活動に一緒に参加することで、家族の関係の回復、そして自殺者数の減少をめざして活動されています。
令和6年度のコンサートは「家族の絆クリスマスコンサート」と題し、令和6年12月7日に開催されました。
今回の活動視察では、コンサート前の練習会の様子を見学させていただきました!
定期練習会は東住吉区にある「Jaye Gospel House」で行われています。
練習開始前から公山代表と参加者の方々が楽しくお話しされており、会場内は非常に和やかな雰囲気でした。
その日の練習で歌われた「命のかがやき」と「世界で一番」という曲は、公山代表が作詞作曲を担当されており、明るくキャッチーな曲調と、
「大切なものは 愛という名の 命のかがやき」
「世界で一番 きみの元気 進もう 歩こう 生きよう」
といった元気をもらえる歌詞が印象的でした。
参加者の皆さんの歌声もとてもパワフルで、音楽を通じた活動が皆さんの心の力になっていることが感じられました。
コンサートでは、観客を含めて全員で一緒に楽しめるよう、手話を取り入れた振り付けや手拍子を使ったパフォーマンスをされるということで、練習風景からも会場にいる人全員を楽しませよう!というコンサートにかける意気込みが伝わってきました。
他にも、練習では「しあわせ運べるように」という曲も歌われました。
この曲は、阪神淡路大震災の直後に神戸市の小学校の先生によって作られ、現在も「復興の歌」として全国で歌い継がれています。
ジェイズマスクワイアさんは、2024年9月14日に石川県珠洲市で開催された「心の癒しコンサート」でもこの曲を披露されており、練習の間に能登の被災地の現状やコンサート当日の様子についてもお話いただきました。
「心の癒しコンサート」の様子は、こちらの記事でご覧いただけますので、合わせてチェックしてみてください。
また、ジェイズマスクワイアさんの活動では、音楽だけではなく、整体を取り入れられている点も大きな特徴です。
この日も整体師の先生に教わりながら、肩たたきや手の運動など、参加者同士がペアになって、簡単な体操が行われていました。
整体を取り入れることによって、身体の健康にもアプローチできるとともに、参加者の皆さん同士がふれあうことで、コミュニケーションが苦手な方も、他の参加者との交流を広げる良いきっかけとなっているようです。
最初は、スキンシップをとることにぎこちない様子だった参加者の方たちも、最後は笑顔に包まれていました。
このように、ジェイズマスクワイアさんでは参加者の皆さんが新たな一歩を踏み出せるよう、音楽を中心に様々な方向からのサポートを実施されています。
ジェイズマスクワイアさんの詳しい活動については、HPや各種SNS等をチェックしてみてください!
・シミポタ団体情報ページ
https://kyodo-portal.city.osaka.jp/author/2201/?uid=2201
・団体ホームページ