みんなの活動報告内容

こんにちは!大阪市市民局地域連携グループです!

大阪市市民局では、市民活動が活発に展開される環境づくりの一環として、ボランティア・NPOなどの市民活動を支援するための、「区政推進基金(市民活動支援型)」を設置し、行政だけでなく、市民、市民活動団体、企業がともに市民活動を育てていくものとして、寄附金を活用し、市民活動団体が行う公益的な事業に対して助成金による支援を実施しています。

大阪市:大阪市市民活動推進助成事業 (…>市民活動をしたい方へ>市民活動に対する支援) (osaka.lg.jp)

 

こちらの活動報告では、令和6年度の助成事業に選定されている団体さんの活動現場を視察し、みなさまにご紹介させていただきます。

 

今回の令和6年度視察レポは・・・

「グローバルユース防災サミット実行委員会」さんの

「グローバルユース防災サミット2024」です。

 

こちらの事業では、大阪市内の小中高生(ユース)に対し、座学だけでは学べない防災の知識や、実際の現場での体験を通じて防災に関連する仕事や活動を学ぶ場を提供することで、防災の知識を集積してもらうと同時に、地域の防災に目を向ける「未来の防災人材」を育てることを目的として、大阪と同様あるいは異なる災害リスクを有する国・都市のユースとの交流とグローバルに視点を置いた防災学習を実施するものです。

 

今回の視察では、ユースの皆さんが地域や世界の国々で行われた「防災/BOSAI」の活動発表の場として開催された「グローバルユース防災サミット2024」に参加させていただきました!

 

会場である「西尾レントオールR&D国際交流センター」には、大阪を拠点に防災活動を行うユースが集まり、オンラインを含め、国内外から90名以上の方が参加しました。

グローバルユース防災サミットは、10代から20代のユースが主体となって運営しており、ユースの皆さんが日本語と英語を用いて、司会進行を担当されている姿が印象的でした。

 

プログラム第1部の「防災/BOSAI活動のショーケース」では、これまでユースの皆さんが行ってきた防災への取組に関するプレゼンテーションが行われました。

ユースの皆さんは実際に世界の国々や被災地に足を運ばれたとのことで、その国の気候の特徴や、それに応じた防災対策の重要性、能登半島の災害ボランティアでの経験など、単なる学びにとどまらず、現地に足を運んだからこそ感じることができた実践的な防災対策に向けての課題や、現地の生の状況を伝えていただきました。

さらに、海外からのゲストスピーカーによるオーストラリアでの女性消防団の活動や、トルコにおける災害対応についてのプレゼンテーションも行われ、普段あまり知る機会のない世界各国の防災対策についても現地の実践者から直接話を聞くことができました。

また、デフ(聞こえない、聞こえにくい)の子どもたちによる発表では、「発災を知らせるサイレンや人の声などが聞こえず、避難が遅れてしまう」といった当事者の声を知ることができ、誰も取り残されない防災に繋げるために、私たち一人ひとりがどのように行動するべきかを考える機会となりました。

 

第2部では、「BOSAIラウンドテーブル」が行われ、「なぜ防災活動を始めたのか」、「学校や地域をどのように守っていけばいいか」、「大阪・関西万博で世界の人たちに発信したいこと」などのテーマでユースの皆さんの意見交換が行われました。

ユースの皆さんからは、「若い世代の防災意識を高めたい」「海外の人にも日本の防災対策を広めたい」といった思いが語られ、防災に対する熱意や力強い姿勢を感じました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また、ラウンドテーブルと並行して、防災サミットの共同宣言の策定に取り組むチームでは、防災を行う上で大切なことや、今後、防災の基盤を強化していく上でどのようなアクションを起こしていくべきかについて活発な議論が交わされていました。

第1部の発表をもとに、ユースの皆さんからは様々な意見が出され、「一人ひとりが主体的に行動するための防災に関する知識を広める」「視覚的にわかりやすく災害時に役立つピクトグラムを広める」「平時から社会全体のコミュニティを強化する」といった3つのアクションが宣言に盛り込まれました。

共同宣言の発表の際には、ユースの皆さんからの発案で英語による同時翻訳が行われたり、デフの子どもたちが手話を用いて内容を伝えたりするなど、全ての人に「防災/BOSAI」が伝わるよう、ユースの皆さんが主体的に行動されている様子が心に残りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回参加させていただいたイベント以外でも、グローバルユース防災サミット実行委員会さんでは、「災害に強い社会」の実現をめざし、様々な防災活動に取り組まれています。

令和7年2月2日(日)には、この一年間に行われた防災学習や地域での防災活動、そして国際交流の成果発表の場として「次世代BOSAIフォーラム2025」の開催が予定されていますので、興味のある方は是非参加されてはいかがでしょうか。

 

その他、団体の詳しい活動を知りたい方は、団体HPや各種SNSを是非チェックしてみてください!

 

・シミポタ団体情報ページ

https://kyodo-portal.city.osaka.jp/author/2582/?uid=2582

・団体ホームページ

https://youthbosai2025.net/

団体名:大阪市市民局区政支援室地域力担当地域連携グループ

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