みんなの活動報告内容
台湾の元宵節(ランタンフェスティバル)の魅力を海外の華僑や日本の友人に体験してもらうため、台北駐大阪経済文化弁事処の僑務課は2月8日午前、台湾政府認定海外学校の「大阪弁天町台湾華語教室」にて台湾元宵文化研修講座を開催しました。今回の講座も無料で実施され、台湾文化に関心のある人なら誰でも参加できます。今回は、同校の陳洳豔(チンジョエン)校長を講師に迎え、文化紹介、手作り体験、伝統習俗の交流を通じて、参加者に台湾の旧正月の雰囲気を存分に感じてもらいました。
最初、陳校長は講座の目的について説明し、「台北駐大阪経済文化弁事処の僑務課の業務は華僑へのサービスにとどまらず、台湾の多様な文化を広めることも重要な役割です。この講座を通じて、より多くの海外の方々に台湾文化を知ってもらい、好きになってもらえたら嬉しいです」と強調しました。
続いて、陳校長が熱々の二色元宵(餡入りの白玉団子)を振る舞いながら、台湾における元宵節の文化や習慣を紹介しました。さらに、総統府の特製春聯「六順和春」(「物事が順調に進み、繁栄が訪れる」という意味)の説明もあり、参加者は台湾の春節文化により深く触れることができました。 また、元宵節に関連する台湾華語(台湾式中国語)の単語も学び、言語面からも文化を体験しました。さらには、台湾の伝統的なランタンフェスティバルにちなんだ「蛇年ミニ提灯作り」のワークショップも行われました。参加者は陳校長の指導のもと、自分だけの小さなランタンを作り、台湾ランタンフェスティバルの楽しさを味わいました。
講座が最高潮に達したのは、突然のサプライズ演出が始まった時でした。台湾の財神を迎える音楽が流れる中、会場には財神爺(台湾の恵比寿神様)の衣装をまとった人物が登場し、さらに陳校長の息子が小さな獅子舞の姿で現れました。会場は一気にお祭りムードに包まれました。財神爺は総統府特製の「一元福袋」や新年のお菓子を手渡し、「甘いものを食べて、良い一年を迎えましょう」という台湾の伝統的な新年の願いを伝えた。 今年の福袋には、頼清徳総統と蕭美琴副総統が特別に描いた犬と猫のカラフルなイラストがデザインされており、「台湾は動物に優しい自由で幸福な国である」というメッセージが込められています。参加者からも「台湾の温かい文化を感じることができた」と好評を博しました。
さらに、陳校長の指導のもと、台湾伝統の「滾元宵(餡入りの白玉団子を作る技法)」の体験も実施されました。台湾華僑だけでなく、日本の参加者も興味津々で挑戦し、会場は笑い声に包まれました。 講座の締めくくりには、元宵節の定番のクイズ(なぞなぞ)が行われ、正解した人には華僑委員会特製の景品が贈られました。賞品には「台湾の黒熊バッグ」や「台湾政府の特製カレンダー」などが用意され、参加者たちは嬉しそうに受け取っていました。
参加者から感謝の声、今後の文化講座にも期待 多くの参加者からは、「台湾の元宵節文化について深く学ぶことができ、実際に体験できてとても楽しかった」との感想が寄せられました。 「今回の講座は本当に特別でした。元宵節の文化を学べただけでなく、滾元宵やランタン作りを体験できて楽しかったです!」と興奮気味に話す参加者もいました。また、「元宵を初めて食べましたが、とても美味しかったです!」という声も聞かれ、参加者たちは自分で作った提灯や元宵を手に記念撮影を楽しんでいました。
今回の講座は、無料で台湾文化に興味がある方なら誰でも参加できるため、多くの人々が気軽に台湾文化に触れる貴重な機会となりました。参加者からは「今後もこのような楽しく学べる文化講座を開催してほしい」という声が多く寄せられました。 台湾の伝統文化を海外で発信するこのような取り組みは、異文化交流を深める貴重な機会となっております。