みんなの活動報告内容

◆はじめに

令和6年度生野区まちづくりフェアは2025年2月21日(金)に生野区役所6階大会議室にて開催しました。

今回のテーマは「これからの地域活動は誰が担うのか」 – 見方を変えると見つかる地域の地域活動のミカタ – ということで、生野区で地域活動をされている方の想いを素敵な事例の発表とともに聞いていただき「担い手」について地域も立場も関係なく、気軽に話し合える機会になればと思って開催しました。

 

 

◆ポイントは3つ

会場で参加者に持って帰っていただきたかったのは次の3つ。

●生野区内の今年度の素敵な取組みを知る

●その取組みの凄さを深堀りしてみる

●自分の地域に活かせるヒントをみつける

 

ゲスト講師にHITOTOWA INC. 執行役員の奥河洋介さんをお招きして、地域の方々の素敵な活動事例を聞いたのちに一人一人に質問を投げかけ、さらに深堀りしていただきました。

その上で様々な事例を噛み砕いてエッセンスを抽出し、他地域でも活かせるようにまとめと講演をお願いしました。

 

◆強烈寒波に負けない、「まち」への熱い想い

強烈寒波が襲来している中、総勢43名の熱い方々に参加していただきました!

生野区内で長年地域活動をされている方や他区で地域活動をされている方、市民活動をされている方、他区のまちづくりセンターの支援員など「まち」に熱い想いを持っている方々が多数お越しくださいました。

出来るだけ色んな立場の方と話していただけるように8つのテーブルにグループ分けをしました。

冒頭にグループで自己紹介を兼ねて今年度あった地域のGoodニュースを話してもらいました。

地域の方の発表後にも今度は感想共有と交流の時間ということで限られた時間ではありますが、話していただく時間を設けました。

どのテーブルも「まち」への熱い想いをたくさんお持ちなので、時間が足りなかったのかなという印象でしたが、続きは「またの機会」ということでざっくばらんに話し合える場が増えていくと嬉しく思います。

 

◆地域の発表

地域の発表は生野区の19地域ある中から5地域の方に登壇していただきました。

1地域につき約5分話していただき、奥河さんの質問タイムを含めて約10分ずつでお願いしましたが、皆さんとてもわかりやすく地域でされていることを発表していただけました。

参加していただいた方にとって何か少しでも気付きが起これば幸いです。

1.生野地区(永松さん)

「少ない手間で大きな効果 こどもの居場所を楽して地域で実現する方法 〜生野会館開放するデー!の事例〜」

 

2.西生野地域(森さん)

「花火大会から迷路・お化け屋敷に繋がる担い手の循環」

 

3.北巽地域(信田さん)

「人が集まれる場所」

 

4.北鶴橋地域(森口さん)

「ハウディ日本語学校の交流から描くまちの未来 〜盆踊り大会からもちつき大会、そしてその先へ〜」

 

5.御幸森地域(平島さん)

「点と点と紡いで線にする」

◆奥河さんの講演

最後に奥河さんに10分ほどの講演をお願いしました。

今回のテーマ「これからの地域活動は誰が担うのか」について資料を交えて話していただきました。

小規模でも「やりたい!」という思いのある人が立ち上げるイベントやコミュニティがたくさん「まち」に溢れていることで担い手の負担も減り、気軽に話し合える「関係性」が築かれ、仕組みが継続されていくのかなと感じました。

参加する側のニーズと企画側のモチベーションの両方が大切という話もとても印象に残りました。

結果的に継続するのは理想だけど、目指すと負担になるので、その辺りをこれからも話し合えたら良いなと感じました。

講演後に奥河さんに話しかけている方の姿を何人か見て、少しでも参加していただいた方の気づきになったのなら良かったなと思います。

 

◆むすびに

今回のまちづくりフェアは「地域の方々の自慢大会にしよう!」と最初は考えていました。

それぞれの地域で普段されている活動を思いっきり自慢してもらいたい。

それを聞いて他の地域の方々は何か気付きを得るかもしれないし、ウチかって負けてへんで!って思われるかもしれない。

そんな場を作ることで、自分たちの普段の活動は何ものにも代え難いものなのだと改めて実感していただき、知らなかった人たちにはその大切さを実感していただき少しでも地域活動に興味を持っていただけたらと思っていました。

それと同時に「フラットにまちについて話し合う場」をもっともっとたくさん設けることが大切だということも地域支援に携わって約2年で感じたことでもありました。

「どうしても交流の時間を作りたい!」そう投げかけたのは企画の内容が固まりつつあった時でした。

これまでの会議をひっくり返すような意見だとは思いましたが、どうしても必要だと感じたので、出来るだけグループで交流する時間を作りました。

今回のまちづくりフェアではかなり限られた時間の交流でしたが、これからもこういう場が出来たら良いな、作れたら良いなと改めて思いました。

最後になりますが、ご協力いただいた5地域の皆さん、ご参加いただいた43名の皆さん、当日行きたくても来れなかった皆さん、区役所の方々、関係いただいた皆さん有難うございました!

 

◆アンケート結果

◆アンケートから一部抜粋

・生野区という地域のそれぞれの活動報告だけでもそれぞれのカラーがあり、活動について考え方がちがったことがとてもおもしろく、学ぶことがありました。 グループワークもとっても楽しかったです。

・地域課題、関わりのない人をいかに巻き込むかが共通の課題なのかと思いました

・講演:視点を既存の団体役員ではなく、初回参加者等への声掛け、働きかけを!

事例:巽4地域が合同で開催された「あそ防災」「まな防災」が参考になった。

冊子:生野区まちづくり便り特別号について、発行年月日の記載がないので気になりました。

・世代交代、任せる、すばらしいです!参加してよかった!

・奥河さんの講演がとても参考になりました

・各地域との情報交換が本音で話し合えたことが良かった。奥河さんの講演は我々の今後の事業・イベント開催に向けての提案をしてもらったような気がし、しっかり考えていかなければとおもいました

・普段関わりがなかった方、今まで何十年も町おこしに関わってこられた町会の方とお話できたのは非常に嬉しかったです。

・従来通りのイベントをやってきたが、ニーズを掘りおこし、新しい風をふかせたいと思った。 参加者を催す側にもっていけるように考えたい。

団体名:生野区まちづくりセンター

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