みんなの活動報告内容

これまで、【シミポタ活動レポート】というシリーズでお送りしておりましたが、タイトルが長くなるし、体験というほど体験していないレポートもあるので【シミレポ】に変更しました。引き続きよろしくお願いします。

 

さて、先日(2025年9月20日)に開催された「災害ボランティアセンター開設訓練」に参加させていただきました。

避難所開設・運営訓練も大切ですが、災害復旧に向けた「災害ボランティアセンター開設訓練」も大切な取り組みの一つです。

会場は淀川区民センター1Fのホールで、主催は淀川区社会福祉協議会さんです。

 

少し遅れての参加になったため、冒頭のお話は聞きそびれてしまいましたが、到着後すぐに訓練が始まりました。

 

まずは、ボランティアの受付です。

「ボランティアセンター」(を想定した受付)でボランティア登録用紙に記入し、提出します。

その後、ビブスを受け取って装着し、「ボランティア待機場所」へ移動しました。

 

その後、いくつかの訓練の中からどの訓練に参加するかを決める「マッチング」がありました。

今回の訓練では、炊き出し、土砂出し、水運搬の3つの訓練があり、私は安藤(仮名)宅の土砂出しのチーム(担当)になりました。

各チームから1名リーダーを決め、リーダーは「活動説明」コーナーで指示書兼報告書を受け取り、訓練の概要説明を受けます。

 

安藤宅チームで、「資材班」コーナーへ移動し、土砂出しに必要な資材をお借りしました。

お借りしたのは、長靴、スコップ、手袋、土嚢袋です。

 

資材を持って、「安藤宅」コーナーへ移動します。

お宅をイメージした場所にはブルーシートが引いてあり、土が積んでありました。

土を土嚢袋に入れていく作業を行うのですが、土の中にはゴミ(ペットボトル)や瓦礫、そして安藤さん(仮名)が大切にしていたものが埋まっていたため、それらを仕分けしながら作業を行いました。

 

作業が完了したら、土嚢や瓦礫を所定の場所に移動し、お借りした資材を「資材返却場所」に返却します。

リーダーが報告書に必要事項を記入して「活動報告」コーナーに提出し、土砂出し訓練完了です。

 

今回は1つの訓練しか参加できなかったのですが、炊き出し訓練ではお湯を沸かしてアルファ化米のご飯をつくり、水運搬訓練は別の会場にお水を運ぶ訓練を行っていたようです。

炊き出しのご飯は参加者に配布され、私もおいしくいただきました。

 

 

各チームの訓練が終った後は、チームごとに訓練で気づいた点を話し合い、全体で発表しました。

安藤宅チームの反省は、土を土嚢袋に入れる作業を行うことに注力しすぎてしまい、安藤さん(役のスタッフ)への心づかいができていなかった点です。お声かけとか、必要な物資が無いかなどの確認を行うべきだったという声が上がりました。

また、最初に「資材班」コーナーでゴミ袋をもらわなかったため、再度取りに戻る作業が発生しました。今回は訓練で場所が近かったので良かったのですが、実際の災害現場では場所が離れていたり、移動手段が限られていたりする場合があるので、必要な資材を事前にしっかりと想定しておくべきだったという意見がありました。

水運搬チームからは、「水だけを運搬したが、事前に先方が必要なものを確認しておいて一緒に届けてあげれば良かった」という意見もありました。

 

今回の訓練では、上記のような貴重な気づきを得ることができ、参加して本当に良かったと思います。

今後も各地の訓練に参加してレポートを続けさせていただきます。

 

 

シミポタおじさん

尾谷伸也(ペーパー防災士)

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