企業×市民活動 コラボのススメ内容

学校法人エール学園×浪速区社会福祉協議会

学校法人エール学園(以下「エール学園」という)は留学生の大学進学・就職を支援する学校です。その学生たちが浴衣を着て地蔵盆のボランティアに参加する“なんばdeゆかた”が浪速区の難波中公園で実施されました。今回で第4回目を迎えた“なんばdeゆかた”は、夏祭りに浴衣を着て参加することで地域住民と文化の交流を図るとともに、地域のお祭りという地域福祉活動の中でボランティアを行うことで、地域福祉に触れるきっかけを設けることを目的としています。地域とのつながりは浪速区社会福祉協議会(以下「浪速区社協」という)とのつながりから。私たちも活動に参加し、エール学園の木村多恵子本部長にお話を伺いました。

 

着付けを通して地域の温かさを知る

活動当日はエール学園の学生の着付けから始まりました。今年はベトナム人9人、インドネシア人2人、中国人1人の計12人の学生が参加しました。着付けをするのは地域のボランティアと浪速区祉協の職員で「着物を着る機会が多い」「日本語教室の先生しています」と様々な経歴を持つボランティアが来てくれました。着付け後の学生は「お腹がきつい」「新鮮」「写真撮りたい」「侍みたい」とワクワクしていました。

着付け集合写真

今年の地蔵盆は雨の中で行われましたが、エール学園の学生たちは飲食物やスーパーボールすくいなどのブースに立ちました。飲食物のブースでは、学生たちが焼き鳥やフランクフルトを焼いたり、接客をし、スーパーボールすくいなどの遊びのブースでは、遊び方の説明や声かけを積極的に行なうなど、ブースの学生たちも笑顔で来場者と接していました。最後の盆踊りでは、戸惑いながらも必死にできる人の真似をしたり、オリジナルで踊っている学生もいました。祭りの最中に数人に感想を聞くと、「楽しい!来年もしたい!」「スタッフの人が優しい」「同じ学校の子も、もっと来てほしい」とみなさんとても楽しんでいるようでした。

ボランティア1盆踊り

 

“1年で200件のボランティア”を達成したその先には・・

エール学園が地域に根差したボランティアを行うようになったきっかけは、2006年の浪速区役所からの「芦原橋の高架下の落書きを白いペンキで塗るのでその上から壁に絵を書きませんか」という落書き消しとウォールペイントの依頼が始まりでした。これをきっかけにイベントがあるたびに区役所から声をかけてもらえるようになりました。今までは“宿舎から学校へ行く”“学校からバイトへ行く”“帰って寝る” という生活パターンが多かった学生にとっては、社会に出るとてもいい機会になりました。そして、浪速区社協とのつながりが生まれました。“なんばdeゆかた”は浪速区社協からエール学園に声かけをしたところ、浴衣を着たい学生がたくさんいて抽選が必要になるほどの人気でした。

今後は地域清掃のみならず、浪速区以外にも活動を広げて「1年で200件ボランティアをし、ボランティアの質を上げていきたい。ボランティアに参加することで学生は自己肯定感が高まり、就職活動でも自信を持って挑めているので今後も続けていきたい」と木村さん。

大阪浪速の文化を伝え“なりたい自分・つくす自分”という生徒を育てるエール学園と学生たちの今後に期待します。

木村本部長

学校法人エール学園 木村 多恵子本部長