企業×市民活動 コラボのススメ内容

リコージャパン株式会社

 リコー製品を中心とした商品・サービスの提供、ICT関連商品の販売と関連ソリューションの提供で有名なリコージャパン株式会社。創立60年を過ぎ、日々進化していくリコージャパン(株)はどのような社会貢献活動を行っているのかをリコージャパン(株)の久保航さん、狗田整さん、村田和子さんにお話を伺いました。

 

全社員に自然浸透している、社会貢献活動

リコージャパン(株)が取り組んでいる社会貢献活動はさまざまな範囲に広がっていて、その中のいくつかをご紹介致します。

今回は、社員が意識せず取り組んでいる社会貢献活動と、地域に出向いて行う社会貢献活動についてご紹介いたします。

「社員が意識せず取り組んでいる」とはどういうことでしょうか。例えば「FreeWill」という活動は、1999年に発足し20年を迎える社員参加型の支援組織で、社員が任意で会員となり参加しています。会員は給与と賞与の端数(給与の100円未満、賞与の1000円未満)を活動原資とし、社会課題の解決のために活動しているNPO等の支援や会員の社会貢献活動に取り組んでいます。 NPOの支援として、発足以来2019年3月末時点で667団体、総額2億674万円に及ぶ寄付をしています。FreeWillの他には、福祉作業所「おり姫ベーカリー」が作ったパンや、「福祉のコンビニこさえたん」のクッキーを社内で販売しており、共に人気でいつも完売しています。これらの活動について狗田さんは、「社員は社会貢献活動をするためだけにパンやクッキーを購入しているのではなく、ただ美味しいから購入しています。このことが福祉作業所にとっては労働の機会や美味しいという社員の反応を見ることで働きがいにもつながるので、お互いのためになっているのです。」と話します。どこかに出向いて活動するのではなく、日々の業務の中でいつの間にか行われている社会貢献活動のため、社員も自然と取り組むことができるのです。

織姫ベーカリー パン販売福祉のコンビニ こさえたん

福祉作業所「織姫ベーカリー」の販売(左)、福祉のコンビニ「こさえたん」(右)

 

地域に出向いて行う社会貢献活動では、大阪府の「アドプト・ロード・プログラム」に参加し、定期的な地域美化活動の実施により、活動区間や活動者を示すためのサインボ-トが設置されることで、社員のモチベ-ションアップに繋がっています。活動は会社名の書かれたベストを着用し、朝に事業所周辺を定期的に清掃します。この地域に出向いて行う社会貢献活動は、目に見える社会貢献活動として、地域住民との信頼関係を築き、社員の励みにもなります。

その他にも、献血活動の実施、子ども食堂に参加している子どもたちを社内ラグビー部の試合へ招待する活動など、たくさんの社会貢献活動に取り組んでいます。これらの社会貢献活動について「リコージャパン(株)は日ごろから絶えず社会貢献活動に取り組むことで自然に社員の意識に浸透しています。」と久保さん。

地域清掃活動アドプトロード

地域美化活動(左)、アドプト・ロード・プログラム(右)

 

社員一人ひとりから会社全体までSDGsに取り組む

リコージャパン(株)では、地域社会の一員として、全社員が年間で1人1件以上の社会貢献活動に参加することを目標にしています。今後については、「継続はもちろん、事業活動とSDGsへの貢献を同軸化(一体化)していきます。例えば、お客様が複写機を省電力の機種へ入れ替えることでCO2や電力を削減でき、対象製品・サービスの導入に合わせてマングローブの木の植樹活動を代理で行うことをお客様へお伝えしています。このような見える化で、SDGsの輪を拡げ、お客様も一緒になってSDGsに貢献していると実感できることをしたいです」と狗田さん。「社員一人ひとりが世界の課題を自分ごとと捉えて、小さなことからコツコツと取り組んでいきたいです」と村田さん。「社会貢献はもちろんですが、SDGsにどう貢献していくか意見を出し合って積み重ねていきたいなと思います」と久保さん。こういった社会貢献活動以外にもリコージャパン(株)は働き方改革やジェンダーフリー、省エネなどにも積極的に取り組んでいます。社員一人ひとりができることから会社全体でできることまで、積極的に意見を出し合い取り組んでいくリコージャパン(株)の社会貢献活動に今後も注目です。

(記事作成:大阪市社会福祉協議会)

 

【参考】

アドプト・ロード・プログラム(大阪府ホームページ)

http://www.pref.osaka.lg.jp/dorokankyo/adoputoload/