11月1日、社会福祉法人大阪自彊館(理事長 川端均)が運営する総合福祉施設メゾン リベルテ内にボランティアセンターがオープンしました。

ここではボランティア活動の相談や近隣福祉施設への紹介のほか、ボランティア活動に関する情報発信や、住民や施設職員を対象としたボランティア講座などを開催しています。同法人は1912(明治45)年に創立した社会福祉法人で、西成区、東淀川区を中心に生活保護や生活困窮者支援、高齢者・障がい者の福祉に取り組んできました。

 

20年前、東淀川区にメゾン リベルテを立ち上げる際、「地域に開かれた福祉施設を創っていきたい」「ボランティアの自己実現の場にしたい」との方針から、ボランティアグループ『コスモスの会』を地域住民と一緒に作りました。

女性を中心としたメンバーが、紙芝居や絵本を使った図書ボランティア、新聞を見ながら時事ネタについておしゃべりする”ティーズニング”、施設の玄関や屋上を華やかに彩るガーデニング活動、絵手紙や手芸活動、施設利用者と一緒に出かける買い物ツアーなどの活動に多くのボランティアが関わっていました。しかし、発足当時のメンバーが年齢を重ね、また施設職員の異動もある中で、ボランティアと施設の関係にも少しずつ変化が生じてきました。

 

ティーズニング(新聞読み)
★一緒に”ティーズニング”を楽しむコスモスの会のボランティア

 

『コスモスの会』の担当職員を中心に、超高齢社会の到来やボランティア活動に対する意識の変化などから、「住民が福祉施設でボランティア活動をする意義はなにか?」「施設はボランティアを便利屋さんにしていないか?」など、職員間で意見交換を重ねました。

 

同じ頃、高齢者等の相談窓口や東淀川区ライフステーション事業(見守りキーホルダー)、大阪市介護予防ポイント事業などを通して、高齢でもまだまだ元気に活動できる人がたくさんいることに気がつきます。相談に来た人を福祉サービスに繋ぐだけではなく、その人の興味や関心を活かせるような活躍の場としてボランティア活動を紹介できれば、地域の中で一層いきいきと暮らせるのではないかと考えたのです。

 

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★施設にはミニ図書館も開設

 

ボランティアセンター担当の難波雅樹さんは「近隣(中学校圏域)の福祉施設を対象に、ボランティア活動をしたい人とボランティアを受け入れたい施設の調整役を目指し、まずは受け入れ施設の職員向けにボランティアマネジメント講座を開催します」。また、所長の上田みゆきさんは「福祉施設が住民の身近な相談窓口となって、福祉サービスだけでなく、地域で安心していきいきと暮らせるためのきっかけ作りの一助になれば嬉しいですね」と話しています。