市民活動ワクワクレポート内容

4月2日(土)15時~17時 2時間で地元の方を中心に79名の接種が無事終わりました。

地元の会館で「ワクチン接種」??どうやってそんなことができるの?

 

これは地元の「菜の花診療所」に「東桃谷地域まちづくり協議会」から依頼

それぞれが次のような「役割分担」を担います。

煩雑な予約のやり取りと管理、問診表の書き漏れチェックや

接種後の事務処理まで!

いわゆる「医療行為」以外はほぼ地域が担っているのが特徴です。

 

これは昨年1回目・2回目のワクチン接種の際に

生野区で活動する「社団法人いくのもり」が緊急の取組として「医療チーム」を結成。

区内12の地域で計1000名を超える高齢者への巡回接種(会館での接種)を実施。

さらには「社団法人生野産業会」と連携し3000人超の職域接種を実施し

官民協働でワクチン接種をすすめた「生野モデル」と

新聞やTVニュースでも取り上げられた方法を

「地元の地活協」と「地元の医院」に落とし込み実施したものです。

昨年度の生野でのワクチン接種の取り組み。これを地域に落とし込んだ

 

予約した接種者は検温・消毒・受付後、

問診表の書き漏れがないかチェック

案内された椅子に座ると

検温⇒医師の問診⇒接種(看護師)⇒事務作業

と「大名行列」のように次々やってきて

そのまま一歩も動くことなく、経過観察もその場で行い

接種済証を受け取って帰ります。

経過観察を終えた人から順番に帰っていくので

そこに次の予約の人が座りぐるぐる回る

予約を30分ごとで20名ずつにして管理しているので

2時間で約80名の接種がスムースに可能なのです。

 

3回目の接種が巷で話題に上り始めた2021年12月から

地活協から地元医師にアプローチ。

ただしその時は「ワクチン供給量」が少なく入荷時期も不安定。

「かかりつけ医」として医院で「1回目・2回目」を接種した人を

最優先する立場もありなかなか日程を確定できなかったのです。

 

年が明け3月の声を聞くころ何とか「ワクチン供給量」も確保。

今度は医師の方から地域に声かけていただき

最短での実施で4月2日に決定しました。

生野区のまちセンも「予約システム」を地域に提供し協力

すべて「地域の運営」で当日を迎えました!

 

車椅子のままフラットに段差なく入れる会館

スリッパでも来られる「近所の」「いつもの」会館

そして何より、従事しているひとがみんな「地元」の顔の知った方

受付は「地活協理事長」さんがやってます(^-^)

ワクチン接種の緊張感も良い意味でほぐれ

無事故であっという間の接種会でした!

医師・看護師と、東桃谷地域まち協のボランティアで終了後に記念撮影

 

「ボクたちはワクチン準備して接種するだけ。

本当に手際も素晴らしく安心して接種に集中できます」

「なにかあれば今後も連携しましょう」

とは菜の花診療所の山寺医師。

もちろん「コロナとの日々」や「ワクチン接種」が

この後も同様に続くのは望みませんが

「地元のつながり」「地域と医療の連携」

を深める機会になりました。

健康に安心して暮らせるまちは素敵ですね!