市民活動ワクワクレポート内容
【なぜ「やさしい日本語」なのか?】
大阪で生活をしていると、最近、さまざまな場面で「外国からお越しの方」と接する機会が増えています。「大阪・関西万博」に向けて、ますますその傾向は強まると思います。
「コミュニケーションをとる」「交流する」「お互いを知る」といった機会を良いものにするには、そこにある「言葉の壁」「習慣や文化の違い」を工夫して乗り越える必要があります。
そこで、―日本語を母語とする側が「やさしい日本語」という考え方を持つことが、それに寄与するのでは?さらに、「やさしい日本語」は外国人の方だけではなく、すべての方に「やさしい」考え方なのです!―ということを、このセミナーを通じて学びあっていきたいと企画しました。
(このセミナーの様子を動画で視聴したい方は「『入門・やさしい日本語』認定講師 関西ろくぶんのろく」までお問い合わせください⇒連絡先メール yasanichi66@gmail.com)
【セミナーの中身をご紹介】
6月10日、大阪市立阿倍野市民学習センターにて、『やさしい日本語』ってなに?というワークショップを開催しました。参加者は16名でした。
同時にYouTubeでのオンライン中継も行いました。オンラインによる参加者 は、43名でした。
はじめに、市民活動総合ポータルサイト(シミポタ)運営事務局 より挨拶があり、その後『入門・やさしい日本語』認定講師 関西ろくぶんのろくによるワークショップが始まりました。
まず、大阪市の人口や大阪市の外国人住民数のクイズがあり、皆さん迷いながら手を挙げておられました。
そして、「やさしい日本語」について説明を聞いた後、5グループに分かれて、やさしい日本語への言い換えをしました。単語→短文→長文と、皆さん苦戦されながらも和気あいあいとワークをされていました。
例えば…
「休日は大変込み合いますので、平日にお越しください。」
これを「やさしい日本語」で、あなたならどう言いますか?など。
休憩を挟んで後半は、動画『やさしいせかい』の解説から始まり、その後その動画を視聴しました。次に『入門・やさしい日本語』認定講師 関西ろくぶんのろくの活動紹介があり、最後に「やさしい日本語」について考えるグループワークをして、終了となりました。
【セミナー開催後、講師からの感想】
なかには、「やさしい日本語」を全くご存知なく、日本語教室だと誤解されて来られた方もおられたようでしたが、最後には、皆さんが「やさしい日本語」をご理解いただき、実践したいと思っていただけたようでした。
このワークショップに参加された方お一人お一人が、これからあちこちで「やさしい日本語」の種をまいていってくださると、大阪・関西万博の頃には、「やさしい日本語」を知って、つかえる方が、もっと増えているのではと思います。
皆さん一緒に、やさしい気持ちで「やさしい日本語」をつかって、やさしい社会をつくっていきましょう!(『入門・やさしい日本語』認定講師 関西ろくぶんのろく)
【セミナーを開催しての動き・気づき】
・参加者の中には、「外国人支援の企業」「学校」「支援団体」の方もおられ、講師の皆さんと交流されていました!
・大阪市以外からの参加もあり、「大阪・関西万博」に向けて、世界で「やさしい日本語」の出番があると感じました!
・障がいのある子どもたちに関わる方、高齢者や認知症の方と関わる方なども複数参加され、「やさしい日本語」の「やさしさの意味」を確認し合いました!
・シミポタ運営事務局とコラボし、今回のセミナーの講師を務めた「関西ろくぶんのろく」の皆さんも、「ぜひ、2回目も開催したい!」「次はどんなテーマがいい?」と参加者アンケートを分析しながら「次なる一歩」へ向かっています!
・この取り組みの連絡先
『入門・やさしい日本語』認定講師 関西ろくぶんのろく
シミポタ運営事務局
shimipota@gmail.com