市民活動ワクワクレポート内容

【体験&交流会】

今回のハイパーセミナーは、「もっと身近に!まちぼうさい」の第2弾として、「OSAKA防災タイムアタック!-生きぬくチカラ編-」を体験した後、防災をもっと身近にするにはどうしたらよいかを考える交流会を開催しました。

今回は大阪市立総合生涯学習センター(以下、学習センター)との共同開催です。

 

 

【OSAKA防災タイムアタック!-生きぬくチカラ編-】

「OSAKA防災タイムアタック!-生きぬくチカラ編-」は、学習センターと神戸学院大学が共同開発した市民向け防災学習プログラムの第2弾で、学習センターが2019年より無料貸出を実施しています。

この防災学習プログラムの貸出については、シミポタの「資源の情報提供」にも掲載されていますので、ぜひ皆さまも活用してみてください。

防災学習プログラムの貸出

「OSAKA防災タイムアタック!―生きぬくチカラ編-」は、市民向け防災学習プログラム第1弾の「OSAKA防災タイムアタック!」と異なり、DVDの動画を再生するだけでプログラムを進行できるのが特徴で、約60分で体験できます。

 

(体験の流れ)

①4名~6名のグループに分かれて、記録係を1名決める

 

②DVDの動画を視聴して、過去の震災を振り返りつつ、防災の大切さを再認識

 

③10問の3択クイズにチャレンジ

・「せーの」の掛け声とともに参加者が一斉に、自分が正しいと思う番号のカード(1~3)を出す

・面白いのは、出されたカードが多い番号がそのグループの答えになることで、間違った答えをした人が多くてもそれがグループの答えになる

・記録係はその番号を解答記入シートに記入

 

④グループ内で意見を出し合う3問の設問にチャレンジ

・例)家族で防災会議を開くときにどのようなことを話し合う?など

 

⑤答え合わせ

 

今回のタイムアタックは、比較的簡単なコースだったこともあり、全グループ満点でした!

 

【防災タイムアタック みんなの感想】

良い点

・ハードルが高くない・DVDなので使いやすい・「せーの」がよい・子どもや高齢者でもできそう・ゲーム感覚・クイズ形式で学べる ・・・など

改善点

・もう少し難しい問題でもよい・モヤモヤする(頭を悩ませる)ような質問もあった方がよい・家族世帯を想定した質問だけでなく単身世帯バージョンも作ってほしい・映像で震災の恐ろしさを再認識できるがトラウマの人がいるかも ・・・など

 

【防災グッズの展示と紹介】

また、今回は学習センターが用意した防災グッズを紹介するコーナーもあり、「こんな防災グッズがあるのかー」と参加者も興味津々でした。

 

【もっと身近に!#まちぼうさい②】

後半は「もっと身近に!#まちぼうさい」をテーマにした交流会です。

 

「まちぼうさい」は、防災を「もっと身近に」「親しみもって」「日常の中で」「皆が主役になって」取り組むために、「まち中華」のようなカジュアルさをイメージしたキーワードです。

詳しくは、「もっと身近に!#まちぼうさい」の動画をご覧ください。

てい談視聴『もっと身近に!#まちぼうさい』ハイパーセミナー⑪

【交流会】

3つのグループで「まちぼうさい」をもっと身近にするための意見交換を行い、グループごとに出た意見を発表してもらいました。

 

活発な意見交換が行われ、様々な意見が出ましたが、いくつかのおもしろい意見をご紹介します。

 

例① 防災BAR

缶詰などの防災食を食べながらお酒を飲むことのできるBAR。

東淀川区で実際に開催に向けて準備中とのことです。

ぜひ行ってみたいです。

 

例② かまどベンチを使ってみる

平時はベンチ、災害時はかまどとして使える「かまどベンチ」。

いざという時に使えるように!

 

例③ 防災おじさん・おばさん

ヘルメットをかぶった防災おじさん・おばさんがまちに繰り出し、出会った人に防災問答をしかける!(笑)

正解したらステッカーをもらえるそうです。

・・・あくまでもアイデアです(笑)。

 

今回の交流会には高知県産業振興センターの方も参加されており、高知県の防災関連登録商品もご紹介いただきました。

「豆腐ジャーキー」という保存食があるそうで、参加者から「食べてみたい」という声があがりました。

 

【アンケート結果】

「満足」90.1%、「やや満足」9.9%と満足度の高い結果となりました。

個別の意見としては、「実際キットを体験して地域での開催もみえた。」「他の参加者さんから有意義なお話が聞けた。」などがありました。

 

【振り返り】

「OSAKA防災タイムアタック!」は誰でも気軽に参加できて、かつ誰でも「主催する」こともできるプログラムでした。

消防訓練や炊き出し訓練などの防災プログラムの中に組み込む等、ぜひ各地域でも取り入れていただきたいと思います。

 

こういった取り組みは単発ではなく継続が大切なので、シミポタ運営事務局ではこれからも「もっと身近に!#まちぼうさい」を体現し、様々な取り組みを実施して参ります。

皆さまのご参加をお待ちしております。

 

【この取り組みの連絡先】
シミポタ運営事務局
shimipota@gmail.com

【防災タイムアタック体験について】
大阪市立総合生涯学習センター