市民活動ワクワクレポート内容

シミポタ探訪とは?

シミポタ運営事務局の中尾です。シミポタには「社会課題と市民活動」「イベント・講座・交流会情報」「ボランティア情報」など、色んなテーマやジャンルの記事が掲載されています。中でも、運営事務局が注目しているのが「みんなの活動報告」です!

 

みんなの活動報告は、団体の活動内容を投稿できるコーナーです。シミポタにみなさんの活動事例が蓄積されていくことで、団体活動の参考になったり、団体同士が繋がりやすくなったりすることなどが期待できます。

 

より多くの団体に「みんなの活動報告」を活用していただきたい!ということで、普段から「みんなの活動報告」にたくさん記事を投稿してくださっている団体を訪問し、改めて団体の活動内容を取材して紹介させていただこうというのが「シミポタ探訪」です。併せて、活動内容の発信についてもお話を伺っていますので、みなさんの活動の参考になればと思います。

 

CGMボランティア大阪さん

シミポタ探訪第3回目の訪問先は、「CGMボランティア大阪」さんです!毎月行われているごみ拾いイベント「第23回”ECOプロ” 大阪関西万博共創チャレンジごみ拾い ブルーサンタ」に参加して、一緒にごみ拾いをしながらお話も聞いてきました。

 

今回の会場は淀川河川敷

 

CGMボランティア大阪さんは、キリスト教福音宣教会で学んだ、すべての人やものを大切にする精神に基づき、地域社会に貢献し福祉の充実に寄与することを目的に設立され、ごみ拾いや高齢者・障がい者施設での歌ボランティアなどのボランティア活動をされています。

 

CGMボランティア大阪さんのシミポタ団体情報ページ

 

 

毎月一駅ずつ!ごみ拾いをしながら万博会場へ!

”ECOプロ~Enjoy Cleaning up Osaka~”は、CGMボランティア大阪のTEAM EXPO 2025 共創チャレンジパートナーとしての活動の名称です。京橋駅を皮切りに、大阪の中心を走る環状線の各駅の清掃を毎月行っています。外回りの方向で1駅間ずつ行っていき、万博会場をめざしていくそうです!

 

ECOプロの活動変遷(記載のない月は、環状線以外の場所でのごみ拾いを実施しています)

2021.11 京橋~大阪城公園
2021.12 大阪城公園~森ノ宮
2022.05 森ノ宮~玉造
2022.06 玉造~鶴橋
2022.09 鶴橋~桃谷
2022.11 桃谷~寺田町
2023.03 寺田町~天王寺
2023.05 天王寺~新今宮
2023.06 新今宮~今宮

 

CGMさんのごみ拾いイベントの大きな特徴は、これらの活動をオンラインでも募集され、全国規模で開催していることです。きっかけはコロナだったそうです。非対面で継続するにはどうするかを考えた結果オンラインでの活動を始めたそうですが、今も多くの方がオンラインでも参加し、イベントと同じ時間帯に全国各地でごみ拾いが行われています。オンラインでも同時開催することで、大阪以外の方にも万博への認知度を上げることに貢献できたり、また一人でも気軽に参加できるので、はじめての方のきっかけを作れていることが嬉しいと仰っていました。

ごみ拾いイベントの最初と最後は、オンライン配信しながらのミーティングを行っています。最初のミーティングではイベントの目的を改めて共有したり、終了時は各地の参加者に感想を発表してもらうなど、現地とオンライン参加者の一体感を出す工夫がされています。

 

ごみ拾いの最初と最後は、オンライン配信しながらのミーティング

 

毎回、現地からオンライン配信している

 

ボランティア証明書を即発行!オンライン参加でも発行されます!

このイベントに参加すると「ボランティア証明書」を発行してもらうことができます。現地では、最初のミーティングの時に1人に1つずつごみ袋が配布され、ごみを拾って終了時にごみ袋を担当者に渡すと、その場でボランティア証明書を即発行してもらえます。また、オンラインでの参加者は、同じようにごみ拾いした後のごみ袋の写真を撮って送れば、ボランティア証明書が発行されます!これは、気軽にボランティアを始める仕組みとして素晴らしい取り組みだと思いました。

 

現地で発行されるボランティア証明書

オンラインで発行されるボランティア証明書(PDFにて送付される)

 

 

安全第一で!イベントを継続して開催する工夫もすごい!

ごみ拾いを行うこと自体は、現地に行ってごみを拾って帰ってくれば良いだけなのですが、そこには様々な工夫や配慮がありました。

まずは、「何より安全第一!に考えています。参加された皆さんは、ついついごみ拾いに集中していて安全確認が疎かになりがち。我々はイベント前に各会場のごみ拾いを行うルートを必ず視察し、危険な場所がないか、注意する場所はどこかなどを把握し、当日は事故などが起きないように終えることを一番大事にしています。」

また、毎回開催地が変わる中、現地で拾ったごみ袋はどのように処理するのか?疑問をぶつけてみました。

「東淀川区の環境事業センターにボランティア登録しています。ごみ袋やごみ拾い用のトングなどは、申請すれば無償で提供されます。拾ったごみは、あらかじめイベントする日時や場所を伝えておけば、公道の分かりやすい箇所にごみ袋を置いておくと、回収してくれるんです。もちろん、本来は開催場所によって管轄の区が異なるのですが、交渉してどの開催地でも回収してもらえるようになりました。」

 

令和4年度おおさか環境賞の「奨励賞」を受賞!

CGMさんが継続しておこなってきたごみ拾い活動が、令和4年度おおさか環境賞において「奨励賞」を受賞しました。固定メンバーだけではなく不特定多数の方が参加できる取組みで、活動を拡大させている点が評価されました。

CGMさんは「今まで、事故やケガもなく、活動を継続できるように共にしてくださった神様に感謝します。また、私たちの活動に賛同し協力してくださる皆さまに心から感謝申し上げます。

今後も継続的に行いごみ拾い活動を広げていき、一人でも多くの方が、環境問題に目を向けられる機会をつくっていきます。」とコメントされています。

 

 

 

情報発信やシミポタサイトの活用方法について

―各SNSなどのメディアを、どのように使われていますか?

 

松本「情報の発信は、自社サイト・Facebook・X(旧Twitter)・Instagramなど、出来ることは何でもやっています。自社サイトでは全国のCGMボランティアの活動全体の詳細が分かる発信を、Facebookは全国各地の活動報告などを、X(旧Twitter)では主に独自で行っている毎日のごみ拾いの様子を、Instagaramでは大阪でのごみ拾いや施設ボランティアの報告を発信するなど、使い分けています。」

 

CGMボランティア大阪の高嶋さん、松本さん、田中さん(左から)

 

 

―シミポタはどのように活用されていますか?

 

松本「毎月のごみ拾いイベントへの参加を、ボランティア情報で呼びかけています。

イベントの開催地は大阪ですが、オンラインで全国どこからでも参加できるのと、ボランティア証明書のニーズをすごく感じているので、募集記事のタイトルには『ボランティア証明書発行可・全国から参加O.K』を付けるよう工夫しています!

また、みんなの活動報告に、毎月のごみ拾いイベントの様子をアーカイブとして残しています。」

 

 

―「みんなの活動報告」は、ボランティア募集などと比べて、直接人を募集するような投稿ではないと思いますが、どのように活用されていますか?

 

松本「みんなの活動報告は記事がずっと残るので、ボランティア募集を見てくださった方に読んでいただくことで、どんなイベントかのイメージが伝わりやすいと、申込みにもつながっていると感じています。そこから興味を持ってくれた人が、WebサイトやSNSにも来てくれると思っています。」

 

 

―シミポタに投稿していて良かったことがあれば教えてください

 

松本「SNSの他にも色んな媒体からボランティア募集をかけていますが、7割くらいがシミポタ経由からの申し込みになります。やはり大阪市のサイトというのが大きいのかなと感じています。」

 

―本日はありがとうございました。今後もシミポタをご活用ください!

 

あなたの団体も、活動内容を上手に発信できていますか?

シミポタを上手に活用して、団体の活動内容を継続的に発信しませんか?大阪市のサイトに自団体の活動内容が掲載されます。また、各SNSにもシェアされますので、とても便利ですよ!

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取材・記事作成:シミポタ運営事務局