大阪市を中心にソーシャルビジネス/コミュニティビジネスを実践している団体を紹介します 。
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1946年に川村義肢製作所として創業。以来、近畿と関東を中心に事業所を展開し、現在は車椅子・補助器具・住宅改修・居宅介護支援事業・レンタル事業など幅広い製品とサービスをもって「社員とお客さまのQ.O.L.の向上を絶対にあきらめない」という理念の下、お客さまとともに成長し続ける企業を目指しています。
川村義肢株式会社は、第2次世界大戦の終戦間もない1946年に初代川村一人が創業し、今年で67年を迎えました。創業当初は戦争により手足を失われた方が多く、義肢の製作を主としていました。その後、時代の変化に対応しながら事業を拡大させ、お客さまを中心とした製品づくりを貫いています。
現在弊社では、義肢・装具をはじめ補助器具や住宅改修など、様々な製品を取り扱っています。多様な製品を取り扱うことにより、残存能力を最大限にいかしてより快適な生活が過ごせるよう日常生活でのトータルサポートを目指しています。人として生まれ、自分らしく生き、人生の輝きを誰もが得ることができるようソウルパートナーと社員のQ.O.L.(クオリティ・オブ・ライフ)の向上を絶対にあきらめないことが、私たちの使命となっています。
弊社工場で製作している義肢はほとんどが受注生産を行っており、たとえば義足の納期までに約3~4週間かかります。そのため、時間がかかる分、採型、設計段階でのお客さまとのコミュニケーションをとても大切にしています。私たちはユーザーの満足度や義足の価値を決めるのは、義足の価格ではなく、義足がどれだけお客さまのお身体や生活に適合しているかであると考えています。なので、たとえ高額な最新式の義足でも使われる方に合っていなければ価値のないものになってしまいます。そのため、お客さまが使われて気づいたことがあれば、より良いものになるよう対策と改良を行い、常にお客さまを中心とした製作づくりを心掛けることで、お客さま一人一人に合った製品の提供が実現できています。また従業員の中には国家資格とされる義肢装具工、義肢装具技能士などの有資格者が284名おり、機械ではできない手作業ならではの高度な技術と品質を維持しています。
近年では義肢の製作と併行し「工房アルテ」において、人体用シリコーンを用いた人工ボディの製作を行っています。人工ボディとは、先天性や後天性に関わらず身体の一部を失われた方のために、外科的手術なしでリアルな復元が可能になるものです。「工房アルテ」では、大阪府警本部と連携を図り、元暴力団員の社会復帰のための義肢も製作しています。少しでも社会のお役立ちになればと思考錯誤を重ねている一方で、社会復帰を目指し離脱された方がまた戻ってしまうこともあります。しかし、新たな人生を歩まれる方の第一歩として、今後も応援し続けていきたいと思います。
ひとりでも多くの方をサポートできるようこれからも取り組んでまいります。
■団体情報 川村義肢株式会社
〒574-0064 大阪府大東市御領1-12-1
Tel:072ー875ー8000(代) Fax:072ー875ー8005(代)