大阪市を中心にソーシャルビジネス/コミュニティビジネスを実践している団体を紹介します 。
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こどものてらこや、大人のてらこや、ひろば事業、ジュニアーリーダークラブなど
『特定非営利活動法人ハートフレンドは東住吉区桑津地区の子ども会から生まれたNPO法人。「子どもたちが、いきいきと生きる力をはぐくんでほしい」という思いから始まりました。活動の原点は「遊び」を通じて子どもの生きる力を育むことです。「あそびのてらこや事業」では、折り紙、将棋、陶芸など参加費300円で地域の子どもが気軽に参加できる事業としました。「子育て支援事業」では地域の育児ママが気軽に集まれる場所を提供して実施する育児サポートを実施したことが始まりでした。その後、地域子育て拠点事業を受託して東住吉区以外でも平野区や八尾市など合計4か所(平成24年の年間延べ参加者:約14,300人)で行うまでになりました。
「てらこや事業」では、百マス計算、音読、漢字を始め、基礎学力向上を目的に、現在も約70名が学んでいます。参加費は、月2,500円(月4回)と利用しやすい料金にしています。地域住民の要望で始めた、高齢者の認知症予防を目的とした「おとなのてらこや事業」は現在5カ所(平成24年の年間延べ参加者:約2,400人)で実施されているほか、障がいのある子どもの居場所づくりとして「児童ディサービス・ハートフレンド」でディサービス事業を行うなど、その活動は非常にエネルギッシュで多彩です。』
特定非営利活動法人ハートフレンドが行う「子ども」を中心とした地域活動は地域の支持を受けながら飛躍的な発展を見せ、その多岐にわたる活動内容からは全体像を把握するのが困難なほどです。これほど順調に見える活動でも、代表理事の徳谷章子(とくたにあきこ)さんによれば、資金確保には大変ご苦労されたとのこと。当初は資金0円から開始したため、やむを得ず利用者負担の仕組みで開始したことがコミュニティビジネスを始めるきっかけとなりました。成功の要因としては、助成金の獲得や国及び市の事業を受託するなど、資金確保の機会にめぐまれたことが大きいですが、何より地域との良好な関係を築かれたことが事業の広がりを強く後押しすることになりました。同法人が9年間継続開催を実施している「東住吉区金魚すくい大会」は、平成25年度は、所属する地域活動協議会が主催の行事として実施したところ、多くの寄付が集まり大成功を収められたことはその一例に挙げられるでしょう。
また、桑津の連合振興町会会長が同法人の成長に寄与した功績は大きく、徳谷さんいわく「連合会長はハートフレンドの生みの親です」とのこと。他の地域役員の方々とのコミュニケーションも活発で、「地域に支えられる活動」を実践されています。他のNPO法人が範とすべきリーディングケースとして今後重要性が高まるでしょう。
※本事例は大阪市職員向けの情報提供を行うページからの引用です。
■団体情報 特定非営利活動法人ハートフレンド
546-0041大阪市東住吉区桑津2-6-3
TEL・FAX.06-6719-6055
E-mail info@heart-fd.jp