みんなの活動報告内容

【派遣概要】

派遣先団体名:西生野防災リーダー

派遣人材:13-008 増田 裕子(リーダー)

:17-007 笠井 あゆみ

派遣回数:4回(事前打合せを除く)

支援内容:会議でのファシリーテ―ション等

大阪市地域公共人材をご存じですか?

大阪市では、地域活動のさらなる活性化への支援を目的に、団体の皆さまからの要請に応じてさまざまな専門知識やノウハウを持った「地域公共人材」を派遣しています。

 

〜西生野地域防災リーダーへの派遣ご紹介〜

 

 防災訓練といえば、年に1度は実施している地域も多いのではないでしょうか?地域住民の防災力を高めるための大切な訓練ですが、内容がパターン化している、参加者が限られているなどの課題もたくさんあるようです。

 

西生野地域防災リーダーでも毎年防災訓練を実施しているが、「地域全体で、地域防災計画のさらなる拡充を考えより良い防災訓練を実施したい」との思いから、地域公共人材の派遣の申し込みがありました。

関係者の皆さんの思いの整理や可視化が図れるように、ファシリテーションが得意な人材と、防災士の資格を持つ地域公共人材を派遣しました。

 

派遣に先駆けて、地域の現状と現在行っている防災の取組みの確認と、今後の派遣計画を決定するために、平成31年3月6日に事前の打ち合わせを行いました。

打ち合わせではたくさんの意見が出されましたが、地域でウェブでの広報を担当している女性陣(ブログチーム)の、広報を通じて地域防災の一翼を担うというユニークで前向きな意見を検討することになりました。

 

第1回 4月17日 地域の災害リスクの可視化を実施

現在の、西生野地域の現状と災害リスクや防災の取組みを確認し、地域に合った防災計画の方向性を話し合いました。その中で、少子高齢化のため、災害時の情報共有に課題があることが分かりました。

その課題を解決するためにブログチームから「対象者やタイミングによって、ブログ、紙媒体、お話などツールを選び、さまざまな手段で情報共有をしていこう」という提案があり、今後の情報共有が楽しみになりました。

 

第2回 5月22日 可視化したリスク(考えられる被害)をもとに、効果的な対策の検討

第1回で可視化したリスクを基に、災害時にどんな状況が起こるかを検討し、効果的な対策を考えました。昨年の地震や台風の体験も思い起こしながら、災害時に困ること、困る人を考えていくと、ご近所同士で助け合って避難することや、地域の皆さんで助け合って町を守るより重要性も浮かび上がりました。

 

第3回 6月14日 地域に合った防災訓練を企画

これまでの会合で可視化できた地域の想定被害状況などを踏まえて、今年度の防災訓練で何を優先して行うのか、訓練の目的、大まかな流れなどの話し合いを行いました。

災害時には「命を守る」ことを第一にする、そのために「安否確認訓練」を中心にして防災訓練を組み立てることになりました。

会議中はさまざまなアイデアや意見が出て、具体的な訓練計画がみるみる完成しました。

 

第4回 7月12日 防災訓練の広報の検討

最終回の会議では、今年度の西生野防災訓練の内容にいて、イメージの共有、再確認と、多くの方に参加していただくための周知方法について検討しました。

防災訓練の内容については、区役所の出前講座の活用など具体的な情報発信のアイデアが集まりました。

また、様々な人に参加していただくため、地域の子育てサロン、カラオケ、おしゃべり会といった機会に広報することになりました。

 

今後は、この計画の実施に向けて、防災リーダーや連合町会などの合意形成に向けて頑張っていただきたいと思います。

 

派遣終了後の派遣先団体からの声

✧人材から様々な知識を得られて、大変参考になりました!

✧受けたアドバイスや、会議で出た意見を踏まえて、取り組んでいきたいと思います。

 

地域公共人材は、団体が抱える課題やお困りごとの解決に向け、団体の思いに寄り添い支援を実施しています。

 

私の団体も、こんな悩みを抱えている!何とかならないかな?と思われた方は、大阪市ホームページをぜひご覧ください。

 

 

団体名:大阪市市民局区政支援室地域力担当地域連携グループ(地域公共人材バンク)

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