みんなの活動報告内容
【派遣概要】
派遣先団体名:NPO法人天王寺スポーツ倶楽部
派遣人材:13-018 寺岡 剛太
13-031 中村 一雄
16-022 髙橋 勲
派遣回数:5回(事前打ち合わせを除く)
支援内容:ディスカッション
大阪市地域公共人材をご存じですか?
大阪市では、地域活動のさらなる活性化への支援を目的に、団体の皆さまからの要請に応じてさまざまな専門知識やノウハウを持った「地域公共人材」を派遣しています。
〜NPO法人天王寺スポーツ倶楽部への派遣ご紹介〜
NPO法人天王寺スポーツ倶楽部から「助成金申請について話し合う会議でのファシリテーション及び助言をお願いしたい」という派遣の申込みがありました。
今回は、ファシリテーション、NPO法人の助成金に詳しい地域公共人材3名を派遣しました。
7月25日に初回ヒアリングとして、大阪市地域公共人材による派遣の仕組み、その内容及び派遣先団体の求めている事項を確認し、派遣スケジュール(内容と日時)を確定し、5回の派遣を行うことになりました。
第1回 8月22日 NPO法人の事業内容の整理と助成金獲得OJT
NPO法人天王寺スポーツ倶楽部の事業内容を整理し、ある公益財団法人 が主催している助成事業の応募書類等を参考に、助成金の獲得をめざして「助成金獲得OJT」を行いました。
(第1回派遣の様子)
(NPO法人の事業内容の整理)
第2回 9月12日 過去に提出した助成金申請書の問題点の指摘、改善方法に関する話し合い
第1回の派遣内容を踏まえ、過去に提出した助成金申請書の内容を確認した結果、NPO法人天王寺スポーツ倶楽部が記載したPRポイントが、申請した助成事業の審査項目等で求められているものに見合っていないことがわかり、助成金を申請するにあたり必要な記載内容を精査しなければならないという気づきがありました。そこで、企画書作成のコツや募集要項の読み解き方などを実際の書面をもとにやり取りを行いました。
第3回 10月17日 助成金獲得に向けた意見交換
第2回派遣の話し合いを受け、今後、どの助成事業にエントリーするのが適切かを話し合うとともに、自団体の強み等をどのようにPRするかなどについて意見交換を行いました。
第4回 11月14日 コミュニティ財団の助成金の申請書類に関する内容確認と関係者による合意形成
以前に比べ基本的な記載項目には慣れてきたので事業の「背景・動機・目的・効果」などポイントを絞り、内容の精査を行いました。内容を確認する中で、団体の事業報告書の書き方についての問題が判明したため、まずは事業報告書の内容を振り返ることとし、助成金申請に向けての議論などについては、次回の派遣時に話し合うこととしました。
第5回 12月12日 資金調達に関する長期的で戦略的な行動計画の見える化
SWOT分析を行い、現状の団体の「強み・弱み」や、団体が新たに事業拡大をしていけるような「機会」、他の団体やその他の環境による「脅威」について、意見を出してもらいながら理事同士で意見交換を行いました。会員制度やその組織力が「強み」である一方、他団体よりも新たな利用者を増やしづらいという影響があり「脅威」でもあるなど、様々な問題、現状を確認していただきました。
助成を受けるためには、団体の自立的な運営を引き続きめざす必要があり、SWOT分析の結果、組織体制や事業のあり方、事務局の業務の「見える化」が重要であることを気付いていただきました。
その上で、現状の体制、役割分担などについて組織図を書き出してもらい、来期に向けた体制作りについての意見交換を行いました。
派遣終了後の派遣先団体からの声
- 助成金申請だけでなく、団体に寄り添ったアドバイスをいただき、勉強になりました。
地域公共人材は、団体が抱える課題やお困りごとの解決に向け、団体の思いに寄り添い支援を実施しています。
私の団体も、こんな悩みを抱えている!何とかならないかな?と思われた方は、大阪市ホームページをぜひご覧ください。