みんなの活動報告内容
大阪市地域公共人材をご存じですか?
大阪市では、地域活動のさらなる活性化への支援を目的に、団体の皆さまからの要請に応じてさまざまな専門知識やノウハウを持った「地域公共人材」を派遣しています。
【派遣概要】
派遣先団体名:一般社団法人あおぞら湯
派遣人材:13-012 小野 千佐子
13-020 原田 充啓
13-037 林 久善
派遣回数:4回(事前打ち合わせを除く。2021年3月~6月)
支援内容:会計事務の管理方法や、持続可能な組織運営に向けた支援
〜あおぞら湯への派遣のご紹介〜
一般社団法人あおぞら湯は、大阪市北区で「子育て世代の居場所づくり」に取り組む団体です。中津と豊崎、2つの拠点での「つどいの広場ぐぅぐぅ」を運営するほか、防災講座などさまざまな企画を実施しています。これらの事業には約20人のスタッフが関わっていますが、事業拡大に伴い事務作業の分担が難しくなってきたこともあり、支援のお申し込みがありました。
そこで、会計専門家を含む3人の地域公共人材を派遣しました。初めにヒアリングを行い、依頼内容を確認し、ゴールを話し合った上で、全4回の派遣を実施しました。
第1回 4月19日 スタッフの声を聴く
あおぞら湯のスタッフ6名から、個別事業の運営と、組織運営にかかわる管理事務にどのように取り組んでいるかについて、また、ふだん感じていることなどを聞き取りました。「スタッフみんなが対等な関係で、得意分野を生かして運営」をめざすスタッフの関係性が再確認されました。
第2回 5月17日 会計など事務処理の現状確認
第2回は、あおぞら湯の代表者から、会計をはじめとする事務について詳細に聞き取りをし、現状を確認しました。組織運営の基本となる管理事務を誰がどのように担うかは、専従者のいない非営利組織の多くが抱える共通の課題です。現状をふまえた上で、メンバーの思いを大切にしながら分担できる方法を模索する意見交換が行われました。第2回派遣終了後、地域公共人材の助言を受けて、あおぞら湯メンバーによる話し合いが行われ、会計事務の流れが改善されました。
第3回 5月31日 今後の組織運営について意見交換
第3回は、はじめに、子育て当事者としての利用者目線と、あおぞら湯の組織をどうしていきたいかという運営者目線を出し合ってから、意見交換が行われました。
zoomによるオンライン実施でしたが、カードに発言を書き起こして可視化するなど、地域公共人材のファシリテートによってスタッフの本音が引き出され、組織の課題が共有されていきました。
第4回 6月28日 模擬「定期総会」を開催する
最終回は、模擬定期総会が開催され、地域公共人材がこれを傍聴しました。これまで組織運営の事務に深くかかわってこなかったスタッフが分担して事業報告や決算報告などの資料を準備し、議事の調整、司会進行をして総会を実施。地域公共人材は、資料作成のコツや運営、進行等についてアドバイスを行いました。
「外部の視点に気づくことができ、組織の自信につながりました」
~あおぞら湯 代表笠井さんの感想~
地域公共人材の客観的な外部の視点と、スタッフの視点を出し合い、共有しながら、あおぞら湯のスタート地点からの変わらない思いを再確認することができました。今回の派遣を受けて、毎日30分LINEで会議をするようになりました。地域公共人材の派遣を受けて、組織が変わってきたと思います。
地域公共人材は、団体が抱える課題やお困りごとの解決に向け、団体の思いに寄り添い支援を実施しています。
私の団体も、こんな悩みを抱えている!何とかならないかな?と思われた方は、大阪市ホームページをぜひご覧ください。
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