みんなの活動報告内容

  • 市民活動って、なんなん?
  • チョイ活をはじめよう
  • 異業種交流会×市民活動の輪
  • にこパパネット
  • にしよどリンク
  • シミポタ運営事務局

 

 

 

西淀川区の異業種交流会「にしよどリンク」って、なんなん?

週はじめ、月曜の夕方。西淀川区社会福祉協議会ふくふくの会議室に、仕事帰りの老若男女が続々と集まりました。西淀川区で業種や立場、世代を超えてつながる異業種交流会「にしよどリンク」の参加者です。この日のテーマは「市民活動ってなんなん?〜チョイ活を始めよう!〜」。市民活動に関わる人をはじめ、地元企業、福祉や医療関係の仕事に従事する人など、34人が参加しました。

 

にしよどリンクは、企業やNPO、市民活動やボランティアに携わる人たちの情報交換や交流の場として2カ月に1度、定例の交流会を開催しています。交流会は毎回、前半にプレゼンタイム、後半はプレゼンの話題を受けて意見交換するスタイルで開催されています。交流会はコロナ禍でリアルとオンラインのハイブリット開催が続いていましたが、この日は久々のリアルのみ、会場開催です。

 

 

市民活動の仲間を増やし、輪を広げたい!

交流会の企画や当日の運営は、にしよどリンクの運営委員、事務局が担います。「チョイ活を始めよう」というテーマは、西淀川区で父親の子育て支援活動に取り組む「にこパパネット」の山本智宏さんが提案しました。山本さんは「市民活動に参加する方が少なく活動する人を増やしたい。社会貢献に入る入口を作りたい」という想いから、2021年度、大阪市市民局が取り組んだ連携協働プロジェクト「ソコチカラボ」に参加。ここから生まれたのが、誰もが気軽に始められる市民活動のアイデア「チョイ活」や、そもそも市民活動に入ったきっかけを集める「市民活動はじめの一歩」という取り組みです。2021年度からシミポタサイト内の掲示板「みんなのつぶやき」で、市民活動のアイデアや参加したきっかけなどを募集し、投稿を呼びかけていました。

 

2022年度もプロジェクトは継続し、春には市民活動を始めたきっかけやエピソードを集めるアンケートを実施しましたが、掲示板への投稿は思ったように増えません。そこで、山本さんは「地元、西淀川区で市民活動について改めて考える交流会をやってみよう」と考えました。シミポタ運営事務局もこれに賛同し、にしよどリンクの企画会議にて市民活動をテーマにして内容を提案。運営委員ならびに、事務局からアドバイスをもらい「市民活動って、なんなん? ~チョイ活をはじめよう!~」の開催が決まりました。

 

 

にしよどリンクの企画会議では初心者でもわかりやすいタイトルや、グループワークで気軽に話しやすいテーマを考えました。

 

 

市民活動初心者もベテランも、共に語り合う

前半はまず、山本さんが企画の趣旨を語り、シミポタ運営事務局からはアンケート結果の紹介とあわせて、市民活動とは何か、期待される役割などをお話ししました。後半は、「市民活動を始めたきっかけ」「市民活動の輪を広げる、活動の魅力を伝えるには?」をテーマに意見交換を行いました。「市民活動って何?を知りたくて初めて参加した」という人も多く、市民活動歴ゼロ日から30年近いベテランまでの参加者が語り合いました。

 

「きっかけは世代や職種によって違うが、大学の授業でボランティアの紹介があったことをきっかけに始める人が増えている」「日々の生活の中で誘われて始めた人も多い」「自治会などの地域活動と自発的なボランティア活動ではモチベーションの差がある」など、さまざまな意見が出されました。

 

●シミポタアンケート①

「あなたが今の活動を始めたきっかけを教えて下さい!」

https://kyodo-portal.city.osaka.jp/board/24000015057/

 

 

 

企画に至る想いを語る山本さん

 

 

密を避けるために会場を2カ所に分け、ZOOMでつないで開催しました。

 

 

 

グループワークでは興味深い意見交換がなされ、
新しい繫がりも生まれました。

 

 

 

 

 

雰囲気の良さとチームワーク

「市民活動の輪を広げる」という堅い話になりそうなテーマで活発な意見が出るだろうかと心配していましたが、交流会は大いに盛り上がり、あっという間に終了の時間へ。今回、初参加者が多かったにも関わらず誰もが気軽に話ができたのは、運営委員の皆さんの雰囲気づくりとチームワークが大きく作用していると実感しました。

 

参加者からは「市民活動の意義を見直し、再確認できるきっかけになった」「さまざまな活動があることがわかった」「事業所として地域に何か貢献できることをしたいと考えていたので参考になった」などの感想がありました。

 

 

 

ブレイクタイム。運営委員さんによるファシリテートで盛り上がりました。

 

グループごとに運営委員さんが入り初めてでも気軽に参加できる雰囲気!にしよどリンク最大の魅力です。

 

 

リアル開催にしてみて気づいたこと

「チョイ活」「市民活動はじめの一歩」を、リアル開催にし、膝を突き合わせて話し合ったことは、とても有意義な機会でした。

山本さんは、「市民活動はまだまだ敷居が高いので、きっかけづくりを工夫していきたいです。あまり意気込まずに、様々ある楽しみのひとつ、趣味の一環ぐらいの軽い気持ちで始めてもらえれば。市民活動が自分以外の誰かの支え、潤い、安らぎになったら最高やん!って思っています」と話しています。今回の交流会をきっかけに、市民活動への参加が増え、新たな繫がりや活動が生まれることを期待します。

 

 

「にしよどリンク」の詳しい活動については以下の記事でもご紹介しています。

市民活動ワクワクレポート「企業×市民活動 コラボのススメ」

https://kyodo-portal.city.osaka.jp/socialcase/24000002169/

 

●にしよどリンク

https://www.facebook.com/profile.php?id=100068602867426

 

●にこパパネット

https://kyodo-portal.city.osaka.jp/author/1301/?uid=1301

 

●大阪市西淀川区社会福祉協議会ふくふく

https://www.fukufuku.or.jp/

 

 

取材・執筆

シミポタ運営事務局

 

 

 

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