みんなの活動報告内容
新しいつながり(協働)により、可能性は無限大へ
令和5年3月12日(日)、大阪市生野区の生野区民センター・リゲッタホールを会場にして「第9回こども工作教室」が開催されました。
この工作教室は生野区子供会育成連合会が『ものづくりのまち生野』で「こども達にものづくりの楽しさを感じてほしい」と区内の企業や団体に講師を募り、生野区内の小学生を対象に年1回おこなっておられます。
コロナ禍3年間の中止を経て4年ぶりに開催するにあたり、役員の中で申込み受付の手法について見直しすることに。というのも、電話・FAXでの申込み受付や、会場に直接来館して申込み受付など毎年工夫をしてきたものの、受付の公平性や利便性に難があったり手間がかかったりする、など課題だらけ。若いお母さんメンバーからはWEB申込み受付はできないの?と声もあがりましたがシステムの構築やアドレスの取得などスキルを持つ人材はおらず技術も費用もない。そこで伝手を探してシミポタスタッフにご相談がありました。
昨年度同区でコロナワクチンのWEB申込みサイトを開設していた「一般社団法人いくのもり」、実際にシステムを作られた「IKUNOスキルラボ」をご紹介させていただいたところ、快くシステム提供の申し出があり、こども工作教室初の試み、WEB申込み受付が叶いました。
受付の解禁は開催日の2週間前正午開始。
なんと、24時間後にはほぼすべての教室が予約満席で残数0に!受付数に応じて残数がリアルタイムで減るのが見える化できたため、運営側にも参加申込側にもわかりやすく、システムには好評価をいただきました。
ただあまりに人気があって、1日で枠が埋まってしまったことには、「残念」との声や「不具合では?」との問い合わせもあったそうで、こちらはなんとも悩ましいことですね。
イベント当日は300人を超える方が会場に足を運ばれ大変盛況でした。
実際に提供され使用された「申し込みサイト」画面
今回は、ノウハウを持たない既存の団体が全く新しい外部団体と新たに関わりを持つことで、今までにない活動の充実が得られた事例かと思います。
市政でいうところの第1層=町会組織に属する団体によくある「外部への依頼や協働の働きかけをよしとせず、自団体内だけでなんとかする」というこだわりを無くし、様々な分野のエキスパートや専門的に活動を行っている団体・個人などとうまく連携できれば、自団体の活動そのものに幅ができ、そもそもの従事負担が減る可能性は大いにあります。
ぜひ、一歩外に目を向けて協働してみてはいかがでしょうか?