みんなの活動報告内容
【地域公共人材 10周年記念交流会を開催しました】
令和5年9月25日(月)に大阪市中央公会堂において、地域公共人材活用促進事業開始10周年を記念し、「地域公共人材10周年記念交流会」を開催しました!
大阪市市民活動総合ポータルサイト(シミポタ)運営事務局との共催で開催し、地域公共人材、地域公共人材の派遣を依頼された団体、区役所やまちづくりセンターの職員、計45名の皆様にご参加いただきました。
(シミポタ運営事務局が作成した記事はこちらです)
※地域公共人材とは・・
大阪市内で公益的な活動をしている団体が、自律した活動ができるよう、団体からの依頼に応じて、各地域の実情に応じた自主・自律的なまちづくりが展開されるよう、『地域の状況・課題など』を聴き取り、地域における様々な活動主体の話し合いの場での合意形成や他の活動グループとの連携など、ファシリテート・コーディネートを行う役割を担います。
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- アイスブレイク
まずは、皆さまにリラックスしていただこうと、実際の派遣の場でも活用されるアイスブレイクの時間を設けました。
グループに分かれ、どこよりも早く?今年の流行語大賞について話し合い、発表していただきました。
司会者からNGワードがあることが伝えられたため、分かりやすいワードは避けなければなりません。各グループ、NGワードの予想もしつつ、皆が納得できるワードを導き出すための、和気あいあいとした話し合いが行われました。
NGワードは、『アレ』でした。上手く避けた回答『コレ』などもあり、大いに盛り上がりました。
- 派遣事例紹介
続いて、これまでの数ある派遣の中から、派遣事例を紹介しました。
1⃣ 諏訪地域活動協議会
1つ目の派遣事例は、平成30年に派遣申込をされた城東区「諏訪地域活動協議会」です。
諏訪地域活動協議会の林会長(当時副会長)と地域公共人材の河岡さんから当時の派遣や派遣後の地域活動協議会の状況についてお話しをしていただきました。
(諏訪地域活動協議会への派遣内容報告はシミポタの《みんなの活動報告》でご覧いただけます)
依頼内容は、新しい担い手について、考えるきっかけとなる「座談会」の話題提供と会議のファシリテーションでした。
派遣では、40代で連合会長になった経験のある地域公共人材の河岡さんが、第三者的にファシリテーションを行ったことで、盆踊り大会など地域の活動自体が、新しい担い手とつながる「担い手探し」になっていると気付けたとのことです。
また、地域活動協議会の現状としては、中島みゆきさんの「糸」をあげ、「縦」と「横」の繋がりが大切であるが、普段「横」の繋がりがなかなかなく、井の中の蛙の状態となってしまっているので、課題解決のヒントとして他の地域活動協議会の取組事例などを知りたい!とのことでした。
地域公共人材には、地域活動協議会の支援をしている人材やその他様々なスキルを持っている人材がいます。
課題解決のヒントとして他の地域活動協議会の取組事例を知りたい地域活動協議会は、地域公共人材の派遣を申し込んでみませんか?
2⃣ NPO法人しぶたね
2つ目の派遣事例は、平成30年に派遣申込をされた「NPO法人しぶたね」です。
NPO法人しぶたねの清田理事長、しぶたねのヒーロー、シブレンジャーのレッドこと眞利さんと、地域公共人材の林田さんと下山さんに当時の派遣についてお話をしていただきました。
(NPO法人しぶたねへの派遣内容報告はシミポタの《みんなの活動報告》でご覧いただけます)
NPO法人しぶたねは、病気のきょうだいがいるこどもたちの支援をする団体です。平成28年に設立した法人で、「4月10日はきょうだいの日」というキャンペーンの浸透に向けた支援となりました。
支援内容は、啓発グッズとしてのコースターや説明リーフレットのデザインを話し合う会議におけるファシリテーションでした。
派遣の感想として、何からどうしていいか分からない中で、地域公共人材が道を照らしてくださった。同じように困っている団体に地域公共人材を活用していただきたい。など、とてもうれしいお話を語ってくださいました
NPO法人しぶたねからの感想を受け、地域公共人材からは、地域公共人材冥利に尽きるという言葉もありました。実際に派遣を受けた団体からの感想にはやりがいを感じることができますね。
諏訪地域活動協議会 地域公共人材 地域公共人材 NPO法人しぶたね
林会長 河岡さん 下山さん 林田さん 清田理事長 眞利さん
- グループワーク
最後に、グループの中で交流会の感想や団体のお困りごと、地域公共人材に依頼したいと思うことなどについて話し合っていただき、各グループの地域公共人材から可能な支援などについてお話しいただきグループごとに発表していただきました。
・次の担い手として若い人が出てきてくれない、若い人は地域の事業を知らないというお困りごとには、団体の話し合いの場において地域公共人材が広報の方法や若い人に参画してもらえる手順などについて、うまくサポートをすると良いのではないか。
・地域の悩みはたくさんあり、悩みを出していただくのも大事だが、できるかできないかは置いといて、現実とこうありたいという棚卸を地域公共人材がお手伝いさせていただけるのではないか。
・資金確保に困っているという話で始まったが、話し合いの終わりには、「みんなで手を繋いで何か面白いことを万博で実現したいが、色々なものがもう少しというところで…」という本当のお困りごとが見つかった。そういう時こそ地域公共人材!
など、団体の方々の色々なお困りごとなどを伺うことで、これからの地域公共人材の派遣のヒントをいただきました。
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開始前から「お久しぶりです!」というような声が様々な場所から聞こえ、懐かしい顔ぶれに同窓会のような和やかな雰囲気の中で開催されました。
参加者のみなさまからは、地域公共人材は皆さん気さくな方で熱量が多く、モチベーション上がった。他の団体のお話や地域公共人材の方々のお話を初めて聞いて、学びと刺激をいただいた。などのお声や、交流会に参加したことでまた派遣を依頼しようと思った。今回の交流会のようなイベントをまた実施して欲しい。というお声もいただき、大変有意義な交流会となりました。
地域の団体の「困りごと」を解消する支援の選択肢の一つとして地域公共人材を活用してみませんか?
お申込み方法はこちらからご覧ください。