みんなの活動報告内容
2023年12月16日(土)に開催された「東住吉区災害ボランティアセンター開設・運営訓練(体験ツアー)」に参加してきました。
避難や消火などの防災訓練ではなく、約1週間前にマグニチュード8。0(震度6弱)の地震が発生した後の状況を想定した災害ボランティアセンター開設・運営訓練でした。
主催は、大阪市東住吉区社会福祉協議会です。
東住吉区役所、防災関連商品を扱う企業、高齢者施設、そして災害ボランティアを体験する市民との連携で行われました。
災害ボランティアは事前応募制でした。
会場は、ヤンマーフィールド長居でした。
実際に災害が発生した場合、この場所に災害ボランティアセンターが開設されることになるそうです。
あいにくの雨模様だったので、室内とテントの下で訓練は行われました。
訓練の流れをご紹介しておきます。
①受付
参加者は、受付表に記入後、黄色いビブスを受け取り、名前の書いたシールを衣服に貼り付けます。
②オリエンテーションコーナー
この訓練の概要や災害ボランティアについて説明を受けます。
③マッチングコーナー
用意されたいくつかのニーズ(活動依頼)を聞いて、自分が手伝いに行きたい活動に手を上げます。
必要人数が揃うまで待つこともあるようですが、待つこともボランティア活動の一つだそうです。
必要人数が揃ったら、そのグループの中からリーダーを決めます。
④資機材コーナー・活動場所
グループ単位で、活動に必要な資材を受け取りに行った後、活動する場所に移動し、訓練を行います。
⑤活動報告コーナー
現地の様子を報告書にまとめて提出します。
これで訓練は終了です。
それ以外にも、被災者からの活動依頼を受け付けるニーズコーナーや、災害ボランティア本部など、 実際の災害時を想定したセクションも設置されていました。
訓練の後、参加者・スタッフ全員で共有タイム。
グループリーダーから、実際に訓練を行った上での感想や課題についての発表がありました。
・作業を各自バラバラにやると効率が悪いので、指示役を決めて行動した方が良い
・母親と子供だけの家庭に、男数人のグループでボランティアに行くのは配慮に欠けている などの意見がありました。
今回は、防災関連商品を扱う企業も2社参加されており、 スマホアプリで簡単に文字情報を表示させることのできる電光掲示板や投光器を扱う会社や 災害ボランティアセンターの壁の掲示物をB0サイズまで拡大して印刷できるポスタープリンターを扱う会社が協力していました。
センター内でわかりやすく情報を表示させることができる商品があると便利そうです。
今回の訓練では、災害ボランティア役の市民と社協のスタッフを合わせて100名規模の訓練でしたが、 多くの方が連携して訓練を実施することはとても有意義だったと思います。
スタッフの皆様、ボランティアの皆様おつかれさまでした。
(取材:シミポタおじさん 尾谷伸也)