みんなの活動報告内容
「マニアックビューイング」とは
その活動の一環として取組んでいるイベント、「マニアックビューイング」についてご紹介します。
「マニアックビューイング」は私たちの造語ですが、いわゆる「パブリックビューイング」の真逆の意味として使っています。
「パブリックビューイング」は野球やサッカー、オリンピックなど多くの人が楽しみにしている競技を同じ場所でみんなで観戦しながら応援するようなイベントですが、「マニアックビューイング」は狭いテーマに対して興味のある人が集まってそのテーマで熱く語り合おうという場になっています。そのため、対象者がかなり限定的になりますが、そのテーマに興味のない人でも、そんなマニアックな人たちの熱すぎるトークを観てドン引きしながら楽しめるかも?というノリで名前を付けました。
このイベントの大きな目的は1つあって、「地域×マニアックな趣味を持つ人×多世代」によるコミュニティ形成です。
各回の企画内容
周知(集客)方法
スキルラボにはイラストが得意なメンバーがいるので、各回ともチラシ制作にはこだわりました。チラシを元に縦長サイズの動画を作成し、商店街前のモニターで動画を流して商店街を通る人に周知しました。実際、商店街のモニターやチラシを見て参加してくださった方が多く、参加者の話を聞いても、「特撮の絵が目に入ってきて、これだ!と思って参加しました」のように、自分の趣味としてアンテナが立っているものは、やはり目についてもらえるんだということを実感しました。
また、Facebook・Instagram・XなどのSNSでの発信の他に、ピーティックスも使って募集しました。
参加しなくてもその話題で盛り上がれるという副次的な効果
「マニアックビューイング」という企画が、まずは自分たちに近い人に徐々に認知されていったと思うのですが、イベント当日の「参加」ということだけでなく、例えばみんなでお昼ご飯を食べに行った席でこのテーマに関する話題で盛り上がるといった光景が見られました。また、行きつけの飲食店さんにポスターの掲示をお願いしたのですが、そのお店でもチラシを見たお客さんと話が盛り上がり、コミュニケーションツールになったと言っていただけました。
例えば「特撮」などは、子供の頃に多くの人が何かしらの番組を観ていて思い出があって、同世代同士で思い出して盛り上がったり、子どもを持つお母さんは子どもと一緒にテレビを観ていて意外と最新の情報に詳しいという一面が知れたりなど。これも、テーマを尖らせているから「マニア」ほどではないにしても、自分の知っていることを人に話したくなるのかなと感じています。
今後の展開
途中から、イベントに集まってくれた参加者のLINEグループを作るなど、継続的なコミュニティ作りを目指して工夫をしています。「特撮」の参加者から「ジャッキーチェン」の回に参加してくれたり、参加者と別のイベントを開催したりなど、少しずつコミュニティ間の交流も生まれています。
今後は、スキルラボのメンバーだけでなく一般の方が「これをしゃべりたい!」というものをテーマに企画をしていければと思っています。当日の企画進行はその方にお願いし、私たちは場つくりのサポートをさせていただきたいと思います。