みんなの活動報告内容

2024年2月11日(日)に開催されました令和5年度大淀西地域防災訓練「避難所開設訓練」(大阪市北区)に参加して参りましたので、レポートいたします!

 

会場は、梅田スカイビルに近い大淀小学校。とても良いお天気でした。

スタッフと参加者併せて100人以上が校庭に集まりました。

 

大阪市北区の前田区長のご挨拶も。

 

配布された資料です。

避難所の役割、どのように避難所が開設されるか、本日の訓練の流れ、避難生活の心得などが記載されています。

 

黄色のビブスを着たスタッフと参加者は4班に分かれて、4つのプログラムを順番に回ります。

①避難所受付(体験)

②アルファ化米等展示(見学)

③避難区画(体験・動画視聴)

④防災グッズ展示(見学・体験)

 

①避難所受付(体験)

避難者受付カードを記入して、自宅の状況や家族の情報を記載します。

避難所では、やってきた人達がどんな状況にあるのかを把握することが重要です。

このカードの情報をもとに、運営スタッフはどこの避難区画(講堂や教室等)に割り振るのかを判断します。

今回は訓練のため、参加者にはこのようなカードが1枚ずつ配られました。

この設定に基づいてカードに記入します。

 

受付の様子。

この訓練で学んだことは、避難所は先着順で入れる訳ではないということです。

避難者の状況はとても複雑で、家族か単身か、男女、高齢、認知症、乳幼児、妊娠、病気、障害、ペットの有無など

様々な情報を把握して判断する必要があるため、その判断はとても難しいと思います。

優先度合いの低い避難者は待ち時間が長くなことも覚悟しておかなければなりません。

 

②アルファ化米等展示(見学)

教室に入って、能登半島地震の被災地(輪島市)に行かれた北区役所の職員のお話をお聞きしました。

1週間ほど滞在されて、避難所運営支援をされたお話と備蓄品について教えていただきました。

 

③避難区画(体験・動画視聴)

講堂に移動し、3本の動画を視聴しました。

・長周期地震動について ・淀川が決壊したら ・南海トラフ地震シミュレーション

 

その後、区画割りについての説明を受けました。

大阪市の「避難所開設・運営ガイドライン」によると、 「1人分のスペースは、少なくとも 1.6㎡(畳約一帖分)を目安とします。」とありますが、その時の避難所の状況や地域によっても変わってくるでしょう。

 

④防災グッズ展示(見学・体験)

水が使えない時のトイレの問題。

猫の砂に尿を吸収させてゴミとして処分する方法について説明がありました。

また、カセットボンベ式のストーブや発電機の紹介、実演がありました。

最近はポータブル電源もだんだん普及してきていますが、カセットボンベも用意しておくと便利ですね。

 

最後に全体の振り返りがあり、訓練は終了となりました。

 

参加者を募集しての避難所開設訓練は今回が初めてだったそうですが、

地域の皆さんが区役所や社会福祉協議会と連携して、しっかりと訓練を準備されていました

また、この地域では防災士の育成にも力を入れているとのことでした。

大淀西地域のみなさんは防災に関する意識がとても高いと感じました。

 

能登半島地震からまだ間もないこのタイミングで、みなさんも避難所や備蓄品について確認してみてはいかがでしょうか。

 

シミポタおじさん 尾谷伸也

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