みんなの活動報告内容

こんにちは!大阪市市民局地域連携グループです!

大阪市市民局では、市民活動が活発に展開される環境づくりの一環として、ボランティア・NPOなどの市民活動を支援するための、「区政推進基金(市民活動支援型)」を設置し、行政だけでなく、市民、市民活動団体、企業がともに市民活動を育てていくものとして、寄附金を活用し、市民活動団体が行う公益的な事業に対して助成金による支援を実施しています。

大阪市:大阪市市民活動推進助成事業 (…>市民活動をしたい方へ>市民活動に対する支援) (osaka.lg.jp)

 

こちらの活動報告では今年度の助成事業に選定されている団体さんの活動現場を視察し、みなさまにご紹介させていただきます!!!

 

今回の令和5年度視察レポは・・・

放課後スペースviva!運営委員会さん

「放課後スペースviva!しゅくだいカフェ」です!

 

こちらの事業は放課後の児童の居場所不足、地域との繋がりの欠如などの課題解消のために、平日の15〜19時に子ども達に対し

  • 宿題を終わらせた後、異年齢交流を含む自由な過ごし方ができる居場所の提供
  • コミュニケーションとお金の使い方を学べる駄菓子の販売
  • 様々な学び・遊びといった体験ができるイベントの開催
  • 運営側も子ども達も一緒に食卓を囲む食事会の開催

など、安心して過ごせる放課後の居場所を無料で提供されています。

 

しゅくだいカフェの会場は大規模集合住宅地内にあるショッピングモールの一角です。

参加者の多くはその住宅地に住んでいる子どもたちです。

 

視察当日は3名の子どもたちが宿題をし終えて、少し遊んでから帰宅していました。

(夏休み期間中など、多い時には30名ほどの子どもたちがが参加しているそうです!!)

 

この活動は、共働き家庭やひとり親家庭が多い中、保護者が帰宅後の限られた家族の時間が「宿題やったの?」「早く宿題しなさい!」と「宿題」中心の残念なコミュニケーションになってしまうのはもったいない!という思いから実施されています。

子どもたちが自ら宿題をしてくれるための工夫として、子どもたちがしゅくだいカフェに来て宿題を済ませたことをスタッフに確認してもらうと、各自のスタンプカードにスタンプを押してもらえ、スタンプがたまるとゲーム機で遊べたり、会場内の駄菓子コーナーで100円分の買い物ができるシステムとしています。

宿題は自宅でやったものを持ってきて確認してもらってもOK!

 

子どもたちにとっては

「友達も集まる場所で宿題をやるだけで遊べたり、お菓子がもらえる!」

保護者にとっては

「ボランティアが見守る安心できる環境で宿題を済ませてくれる」

という両者にとってメリットしかない事業ですよね!

 

 

 

 

 

 

 

しゅくだいカフェで過ごす子どもたち

 

しゅくだいカフェの運営はボランティアが中心で、その多くが高校生や大学生の若者です。

ボランティアは「宿題やりなさい!」と子どもたちに指示するのではなく、「どうせだったら宿題やった方がいいんちゃう?」「みんな宿題やってるのにやらんでいいの~?」という雰囲気で声掛け、見守りを行うとのこと。

学習塾とは違い、ボランティアが勉強を教えるのではなく、あくまでも自分たちで宿題をするように「見守る」というスタンスです。

もちろん、子どもたちがボランティアに質問にきたら一緒に考えるなどフォローを実施されています。

 

日々の宿題見守り以外にも、年に数回のイベントも実施しています。

例えば、1月には子どもたちと地域をつなげる「お餅つき大会」を実施し、地域のおじいちゃん・おばあちゃんたちと一緒にお餅をつくことで世代間交流を行ったり、夏にはキャンプで自然体験を行うなど、しゅくだいカフェは子どもたちにとって楽しい居場所になっています。

 

参加費無料のしゅくだいカフェはさまざまな支援から成り立っているそうです。

会場にある書籍やゲーム、電子ピアノやお菓子などは地域の方からいただいた寄附が多いとのことでした。

 

地域と関わりながら子どもたちを見守り、子どもたちが自ら宿題を済ませることで、一家団欒の時間を確保する!優しい循環の事業だと感じました。

 

みなさまも放課後スペースviva!運営委員会さんの活動に関心がありましたら、ホームページ等をチェックしてみてください♪

団体名:大阪市市民局区政支援室地域力担当地域連携グループ

自分たちも投稿してみる