みんなの活動報告内容

~特定非営利活動法人希望の居場所への派遣レポート~

 希望の居場所は、人生100年時代を楽しく豊かに暮らせるよう相互扶助の場所を作るとともに、シェアリングエコノミー事業とアイデアを集積・広報する情報化の事業を行い、地域の福祉と経済の活性化に寄与することを目的に大阪市都島区を拠点として設立されました。

健康寿命を延ばす栄養(おとな食堂)、体操(健康体操)、社会参加(こども食堂、1000人文化祭)の場を提供しています。事業が多岐にわたるため若手人材とつながり、意見・アイデアを共有して、地域活動を盛り上げるための勉強会を実施したいと地域公共人材に依頼がありました。

 

【派遣概要】

派遣先団体 特定非営利活動法人希望の居場所

派遣人材  リーダー:寺岡 剛太 氏 メンバー:森川 寛之 氏、金 志煥

派遣回数  4回

支援内容

・事業運営について一緒に考える人材を探すための工夫に関する事例の紹介や助言

・活動場所を増やすにあたり、現在実施している事業のバランスの取り方について 話し合う会議におけるファシリテーション

 

初回ヒアリング(令和5年10月11日)

団体の現状について話を伺いながら派遣内容を把握し、派遣回数について検討を行いました。

全4回の派遣とし、①団体ミッションの確認・整理に関すること ②理事会・総会の体制に関すること ③事業に関すること ④理事・理事長の世代交代に関することを中心に課題解決に向け話し合いを進めることになりました。

 

第1回派遣(令和5年10月31日)

団体のミッション及び事業の確認・整理を行うため、定款を読み返し、定款と現在実施している事業との関係性を整理しました。

また、現在、大阪市市民活動推進助成事業として助成を受けているが、さまざまな外的要因や内的要因から事業の今後の方向性について悩んでいることが分かったため、問題点の把握を行いました。

 

第2回派遣(令和5年11月14日)

大阪市市民活動推進助成事業として選定された際に予定していた事業内容の一部変更に伴い、今後の事業の構想や経費の使い道について団体内で認識を共有しました。また、大阪市市民活動推進助成事業に関する書類作成時におけるアドバイスや関連する情報の提供などを行いました。

 

第3回派遣(令和5年12月5日)

「理事会、総会の体制に関すること」について話し合いを行い、業務分担の分解をする予定としていましたが、団体から直近に開催されるイベントにおけるプレゼンテーションへのアドバイスの依頼があったため、そちらを優先しアドバイスを行うとともに、団体を知らない人への伝え方について意見交換を行いました。

また、法人の定款や会則について、これまで詳細については理事長以外あまり関わることが無かったため、今回の派遣をきっかけとして各理事にも内容を共有、ご理解いただきました。

 

第4回派遣(令和6年1月19日)

「事業に関すること」「理事、理事長の世代交代に関すること」について話し合うため、「法人の継承問題(理事長交代のプロセス)を「見える化」するためのワークショップを行いました。2グループに分かれて、現状抱えている作業や業務などを付箋に書き出し話し合いをすることで、事業ごとに中心となる担当者を決めました。付箋に書き出すことで、理事長が今まで多くの業務を一人で担っていたことが明確となり、すでに行っている事業も含め、今後の事業継承に向けてできるだけ理事長の負担を減らすように話し合いが行われました。

    

 

【派遣先団体のご感想】

客観的に当NPOを見ていただき、問題点が見つけられました。また、理事長一人の活動をスタッフに移譲できるきっかけとなりました。各種申請関係のご指摘を受け、申請が無事できたことも大変良かったです。良くなかった点をあえて言えば、後継問題が解決できなかったことです。ただ、徐々にスタッフに移譲して解決する状況を作っていただき感謝しています。

 

 

 

地域公共人材は、団体が抱える課題や困りごとの解決に向け、団体の思いに寄り添い支援を実施しています。

 

私の団体も、こんな悩みを抱えている!何とかならないかな?と思われた方は、大阪市ホームページをぜひご覧ください。私の団体も派遣を受けたい!と思われた際は、大阪市市民局地域力担当地域連携グループまでお気軽にご相談ください。

 

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団体名:大阪市市民局区政支援室地域力担当地域連携グループ(地域公共人材バンク)

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