みんなの活動報告内容
2024年4月20日(土)10:00〜12:00に『もものや〜桃の谷〜』にて第83回となる『まちカフェ』を開催しました。
今回の『まちカフェ』は、「まちの魅力ってなんだろう」、「継続的な場づくりをするには」について参加者の方と「もものや」の竹沢さんと一緒に考えて話し合いました。
その様子を少しお伝えさせていただきます。
自己紹介
まずは参加者の皆さんの自己紹介から。
今回は生野区内外の方に参加していただき、ほとんどの方が仕事としてまちづくりに携わっている方でした。
「もものや」竹沢さんの話
簡単な自己紹介が終わった後、会場の「もものや」の竹沢さんから改めて自己紹介と竹沢さんが思う「まち」の魅力についてと「もものや」についてを話していただきました。
一昔前は人々の日常生活が滲みだすように「まち」が形成されていて、商店街や銭湯など生活をする上で必要なものが自然と集まり、日常生活の中で否応なしにまちに関わり、そこで折り合いをつけながら古き良き時代の下町をつくりあげていた。
近年、時代とともに、まちに生活する人のライフスタイルが多様化する一方、まちはシステム化され、生活者は提供されるサービスをチョイスするだけで、主体的に関わりにくくなっているように思える。
便利ではあるが、どこのまちも変り映えがなく、わくわく感がなく、例え不満があっても文句を言うことぐらいしかできない。
今や、そのモヤモヤを払拭するかのように、多くの人はネット社会に多くの時間や意識を費やし始めており、このままでは、まちの魅力どころか、まちが荒廃しつづけていくのではないか。
今こそ、そこに集う人々の意識や参加を積み重ねて、継続的にまちを作り上げていくことの大切さを語られていました。
「もものや」リニューアル
2024年3月にリニューアルが完了した1階のギャラリースペースの改装費用は補助金などを取らずに全て実費でされました。
扉を取り付け、空調を設置し、全体的に過ごしやすさが増した空間になりました。
今後もリニューアルされた空間で色んなイベントが開催されます。
まちの魅力、継続的な場づくりとは
本題に入って参加者全員で話し合いました。
出たワードをいくつか出しますと。。
・複合施設と商店街は何が違うのか
・歩いていった先にあり、商う人も生活者
・合理化を目指しすぎて、ゆとりの部分が削ぎ落とされている
・商店街も複合施設のようになってきている
・何もかもが流行り廃りに巻き込まれている
・めんどくさいを避けてきたら距離感がわからなくなってきた
・自分は自分、他人は他人と割り切っている
・あこがれ
・場は誰がやっているか見えるほうがいい
・なぜ好きなのかなぜ好きじゃないのか説明してほしい
・入口に「気分缶バッジ」を置く
当初は出たアイディアやワードを付箋にどんどん書いていく予定でしたが、話が盛り上がりすぎて付箋に書く暇がなかったので、最後に感想や「もものや」に対してのアイディアなどを付箋に書いていただくスタイルになりました。
むすびに
このように付箋とペンと人と場所と想いがあれば、いつでもどこでも話し合える場は作れるということが改めてわかりました。
まちの魅力を作るのも、なかなか見えていないまちの魅力を掘り起こすのも人がやらなければ誰もやりません。
そのひとつの流れの中に忌憚無くフラットに話し合える場を開催することが大切じゃないかなと感じました。
まちに関わっている方はひとりひとり思いのある方ばかりだと思うので、話し合うことで先の未来につながるきっかけになればと思います。
その場所として「もものや」のような場所があれば継続的な場づくりに繋がるのかなと思いました。
来月のまちカフェは5月18日(土)午後に開催予定です。
詳細は追ってお知らせさせていただきます。
・お問い合わせ先
生野区まちづくりセンター
電話 :06-6711-0888
メール:ikuno@ikunona-hito.com
【まちカフェとは】
「生野区のまちづくりに関わりたい」「生野区で暮らすエネルギーのある方々と繋がりたい」という御方にむけて、生野区まちづくりセンターが行っている定期的な集まり。