みんなの活動報告内容

2024年8月24日(土)に開催された「西淀川ものづくりまつり2024」を見学させていただきましたので、レポートいたします。

会場は西淀川区役所。

玄関に到着すると素敵な看板が設置されていました。

基本的には事前予約制となっていましたが、事前に申し込みされた方が追加で参加できる当日受付の枠もあったみたいで、1階の受付付近にわかりやすく掲示されていました。

 

まずは1階のブースから順番に見学させていただくことにしました。

★体験ブース紹介

●1階

①風鈴つくり体験

【出展】(株)レーザーテック、京都信用金庫、末広工業(株)、(株)拓工建設、ハローワーク梅田

②自分だけのピンボールをつくろう!

【出展】ロックペイント(株)、大阪シティ信用金庫、大機窯炉(株)、(株)ワカタ製作所、(一社)西淀川工業協会、太平段ボール工業(株)

●2階

③紙コップでスピーカーをつくろう!

【出展】ポリテクセンター関西、奥村機械製作(株)、鹿島化学金属(株)、京都銀行

④黒板アートを体験しよう!

【出展】好文学園女子高等学校 美術部 黒板アートチーム

●4階

⑤ロボットが結ぶ世代の架け橋

【出展】ヴイストン(株)

⑥最新デジタル技術を体験!〜西淀川から〜

【出展】TEQS((公財)大阪産業局)

●5階

⑦わたしの自転車にもドリンクホルダーを

【出展】ホクデン工業(株)、東福鍛工(株)、日本鏡板工業(株)、三都オート、ケイツーベンダー(株)

⑧タッチパネルとものづくり

【出展】東亜成型(株)、(株)有明システム、池永精機(株)、(株)シミズインダストリー

⑨段ボール工作 輪ゴム3連射ピストル

【出展】日本燃焼工業(有)、大阪書籍印刷(株)、フードテクノエンジニアリング(株)、山陽紙器(株)

★「西淀川ものづくりまつり」の経緯などのインタビュー

「西淀川ものづくりまつり」の立ち上げ当時から携わっておられる西淀川区役所の地域支援課長近藤高史さんと「西淀川ものづくりまつり実行委員会」の実行委員長を務めておられる東亜成型株式会社の浦竹重行さんにお話を伺いましたので、ご紹介させていただきます。

 

2010年から開催された「西淀川ものづくりまつり」ですが、きっかけは「ものづくりのまち」をアピールしたい、企業間のネットワーク形成を目的として企業が自発的に始められました。

イベント立ち上げ時から区役所が間に入り、進めていかれました。

毎年4月から毎月1回実行委員会が開かれ、32の企業が参加されています。

立ち上げ当初の目的だった企業同士の連携、ネットワークづくりはほとんど完了しており、実行委員会では2022年からは上半期は「西淀川ものづくりまつり」、下半期は参画企業のニーズに沿って1ヶ月に1回のペースでセミナーや見学会、学校での講演会などを行なっており、「西淀川ものづくりまつり」以外でも連携がこれからも続いていきます。

 

コロナ禍の影響もあり「西淀川ものづくりまつり」は3年前から参加者は事前予約制にしており、気になるブース2つを選んで申し込んでいただく形になっております。

このシステムに変更してから来場者数は減りましたが、来場された方は体験したいブースは確実に体験していただけるようになり、企業側も準備しやすくなったため、来場者の満足度は上がり、企業側の負担は減ったと近藤さんは語られていました。

 

「西淀川ものづくりまつり」は5〜6年前までは区民ホールで開催していましたが、来場者数が伸びないということで、区役所で開催することが提案されました。

「ものづくりのまち」をどのようにアピールしていくかを考えていたときに浮かんだのが、「ものづくりを通して次の世代の教育」ということで、こどもたちに「ものづくり」について知ってもらう機会を増やして、少しでも興味を持ってもらおうと浦竹さんは「ものづくりレンジャー」というものを作り、こどもたちにもわかりやすいようにストーリーを作ったり、こどもたちが企業に取材を行い会社案内を作り製本してインテックス大阪でのイベントなどでも並べてもらったりもしました。

「ものづくりレンジャー」は2年で役目を終えましたが、「西淀川ものづくりまつり」がこれからも「思い」の部分は引き継いでいかれます。

 

★むすびに

「西淀川ものづくりまつり2024」は32の出展企業と30の協賛企業で作られています。

官民学(企業×行政×学校)が連携をして開催されているイベントに参加させていただき、携わられている方々の思いを強く感じた1日でした。

来年2025年は西淀川区制100周年を迎えられます。

「人々の思いでつながる西淀川区」がこれからも続いていきますように。

 

 

シミポタ運営事務局 色波

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