みんなの活動報告内容

特定非営利活動法人メディカル指南車は、医療におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)に貢献する“画像診断ナレッジサービス「読影指南」英語版:Diagnostic Imaging Tutor”を、東南アジア諸国を中心とした医療に関する新興国に提供するために、国際連合工業開発機関(UNIDO) サステナブル技術普及プラットフォーム「STePP」に申請を行い登録されました。

http://www.unido.or.jp/en/technology_db/12503/

1.UNIDO採択により、新興国の呼吸器疾患における『診断力向上』と『早期発見』へ
STePPはUNIDOが取り組む、社会的課題を解決する技術をグローバルに展開するためのプラットフォームです。「読影指南」はその一つとして認められ、特に新興国をはじめとした国々の呼吸器疾患対策として期待されています。
世界保健機関(WHO)の推定では、2019年の世界における死因上位10疾患のうち3つが呼吸器系疾患であり、そのうち結核は、未だに世界最大級の呼吸器感染症です。※2019年には、世界で年間約1000万人が結核を発病し、約140万人が死亡したと推定されており、単一病原体による死亡原因としては、HIV/AIDSを抜いて一位でした。

2.これまでの実績
・「読影指南」は、画像診断における高度な専門知識と経験、症例をコンピュータ(AI)に学習させることに成功し、国内外の医療従事者に5000アカウント以上を提供
・国立国際医療研究センター「医療技術等国際展開推進事業」に2019年度、2020年度採択され、フィリピンを対象として有用性の検証を実施

3.今後の展開
独立行政法人日本医療研究開発機構(AMED)の令和6年度 「地球規模保健課題解決推進のための研究事業」の課題に採択され、公益財団法人結核予防会結核研究所と協働でフィリピンへの展開を開始します。
今後は賛助会員である京都大学の経済学部の名誉教授が特別顧問を務める、経済学と学際的な産学連携により社会課題を解決する株式会社文化資本創研と協力し、フィリピンにとどまらず、ベトナム、タイなどの東南アジア諸国を中心に拡大することを計画しています。

団体名:特定非営利活動法人メディカル指南車

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