みんなの活動報告内容
みんなの活動報告
～一般財団法人 安住荘への派遣レポート～
２０２２年、NPO法人ビハーラ２１は２階部分を改装し、「障がい福祉事業所（就労継続支援B型作業所）」を開設されました。１階部分は従来の法和会を続けておられ、「地域共生とグリーフケア」をコンセプトに「あかんのん安住荘」として新たな運営を始められました。
安住荘では貸館事業も行っていますが、そこでサークル活動をおこなっている地域の様々なグループのなかには、広報が得意なグループもあれば、得意でないグループもあります。得意でないグループに対して会館スタッフが広報の支援をできるようオンラインでデザインを作成できるツール「Canva」を活用したスキルアップをお願いしたいと、地域公共人材に依頼がありました。
【派遣概要】
派遣先団体 一般財団法人 安住荘
派遣人材 リーダー：木村 和弘氏、メンバー：林田 全弘氏、池田 弘志氏
派遣回数 ５回
支援内容 まずは「広報って？？？」を考える広報講座を開催。次に魅力的なチラシを作成するためのチラシ講座を実施。チラシを作るうえでのコツ、タイトルづくりにこだわって講義とワークを展開し、チラシを作るにあたってあらゆる面から深掘りを行った後、Canva講座を実施しました。
初回ヒアリング（令和６年７月１日）
「安住荘」の活動内容の聴き取りから始まり、これまでの経緯や現在の状況、今後の展望、参加スタッフの意思確認等をヒアリングし、依頼団体のスタッフが、今後「安住荘」でさらに活躍できるように、また代表理事の思いを受けた業務が執行できるように「広報」を入口にスキルアップできるプログラムを全５回の計画で作り上げていくことを共有しました。
第１回派遣（令和６年７月１５日）
広報講座と銘打ち、懇談的に講座を展開し、「広報」に関する幅広い視野と深堀りを行いました。この講座を受けて、参加スタッフは次回までの宿題として、ワークシートを作成することになりました。
第２回派遣（令和６年７月２９日）
今回は参加スタッフ３名に事前に作成していただいた宿題のワークシートを１人ずつ発表していただき、人材が講評する会として開催しました。皆さん真摯に宿題に向き合われ、それぞれの取り組み方の個性が見えました。皆さんに共通していたことは、言語化に課題があるという点で、これを踏まえて今回見えた個性を「より良い」支援内容に進化させていくことになりました。
第３回派遣（令和６年８月１９日）
人材が講師となり「チラシ作成講座」を実施しました。特にチラシを作るうえでのコツ、タイトルづくりにこだわって講義とワークを展開しました。タイトルやキャッチコピーの案を複数作る過程で、皆で共有し意見交換をしました。次回は「キャッチコピーを５つ考えて、５人から感想を訊く」宿題が出されました。
第４回派遣（令和６年９月２日）
参加者各自が宿題（キャッチコピー５つと５人の感想）を発表し、人材からのフィードバックがあり、チラシを作るにあたってあらゆる面から深掘りを行いました。その後人材が講師となり「Canva講座」を実施し、実際にCanvaを触って体験する時間を持ち、皆さんCanvaの魅力を実感されました。
第５回派遣（令和６年９月１６日）
各自Canvaで制作したチラシの紹介と人材からのフィードバックに続き、過去４回の派遣の振り返りをし、総まとめを行いました。最後に参加されての感想と全回を通じてのQ&Aで全５回の派遣を終了しました。
【派遣先団体のご感想】
「広報とは…」という基本の基本から学ぶことができて、“目から鱗”的な気づきがたくさんあった。誰にどう伝えるかを明確にすることで、それをチラシの中でどう表現するか考えることができ、有意義な講座となった。講師陣もフレンドリーで丁寧に指導してもらえた。これからは、私たち３人がこの学んだ内容を他のメンバーにも広げていけたら…と思う。 このような人材派遣事業があることは、たいへん有難く、これから仕事を進める上で非常に役に立つ内容だった。今後もぜひ継続してほしい。 ありがとうございました。
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