みんなの活動報告内容
こんにちは!大阪市市民局地域連携グループです!
大阪市市民局では、市民活動が活発に展開される環境づくりの一環として、ボランティア・NPOなどの市民活動を支援するための、「区政推進基金(市民活動支援型)」を設置し、行政だけでなく、市民、市民活動団体、企業がともに市民活動を育てていくものとして、寄附金を活用し、市民活動団体が行う公益的な事業に対して助成金による支援を実施しています。
大阪市:大阪市市民活動推進助成事業 (…>市民活動をしたい方へ>市民活動に対する支援) (osaka.lg.jp)
こちらの活動報告では、令和6年度の助成事業に選定されている団体さんの活動現場を視察し、みなさまにご紹介させていただきます。
今回の令和6年度視察レポは・・・
NPO法人JAEさんの「子どもの「自分らしさ」への気づき・伸長を促す、外部プロフェッショナル人材との協働モデル構築事業」です。
こちらの事業では、子どもに関わる現場とキャリアコンサルタントとの協働モデルの構築を通じて、子ども一人ひとりの「長所」や「自分らしさ」への気づきを促し、「自他を尊重する態度」や「自分らしい生き方を実現していく力」を育む事業を行っています。
今回は「フリースクールここ淡路校【ういるも】」で行われたJAEさんの「らしさ発見プログラム」活動の様子を見学させていただきました。
プログラムの導入で「なぜ自分ひとりで自分らしさを見つけるのが難しいか?キャリアコンサルタントや周りのひとを頼る必要があるのはなぜ?」という問題提起があり、円柱型の水筒を用いて説明されていました。真横から見ると四角形だが、真上から見ると円に見える。ひとの心もこの水筒と同じようにみる角度でまったく違う、と教えておられました。
「自分の心」という目には見えない対象に対して、実体を用いた例示により具体的に説明されているので、小中学生も理解しやすいのか何度も頷いて説明を聞いていました。
その後は、ドラえもんの「のび太くん」を題材に、短所も長所になり得るというお話から、1つの事実に対してもいろんな角度から見ていくことで自分らしさ・そのひとらしさを探していこう!と展開していきました。
グループワークでは、参加者が2つのグループに分かれ、グループ内のお友達の良いところを伝え合い多角的に自分らしさを探していきました。改めて面と向かって伝えるのは恥ずかしい、と言いながらも、こちらのフリースクールでは普段から「サンクスタイム」として感謝を伝え合う取組を行っているので、生徒はみんな前向きに取り組んでいました。
また、この取組のもう一つの目玉はキャリアコンサルタントとの1対1の面談です。小中学生のうちから、キャリア形成のプロフェッショナルと関わり自分らしさを見つけられる機会を得られるのはとても貴重なのではないかと思います。
取組終了後は子どもたちもいきいきとした表情をしているように見受けられました。
キャリアコンサルタントから「毎日ちがう自分でも良い。自分の良さは自分では当たり前だと思っているからなかなか気づきにくいけれど、他者とつながりあうことで見つけられることもある。」という言葉を受けて子どもたちも笑顔でした。
これからもたくさんの子どもたちに今回の取組を実践し、自分らしさを見つけるきっかけを作っていただきたいと思いました。
↑取組の様子
NPO法人JAEさんの活動の様子はホームページやSNSでもご覧いただけますので、ぜひチェックしてみてください!
・シミポタ団体情報ページ
https://kyodo-portal.city.osaka.jp/author/664/?uid=664
・団体ホームページ
https://www.facebook.com/jae.or.jp
・X(旧Twitter)