みんなの活動報告内容
みんなの活動報告
~妊産婦ケア推進プロジェクトママにいいことへの派遣レポート~
未来の子供たちが笑顔で暮らせるよう、女性のケアをもっと当たり前に!
心優しい女性達が気兼ねなく、誰でも、きめ細やかなサポートを継続して受けられるよう民間のネウボラを作りたいと活動をされています。今回のご依頼は絵本をきっかけに地域のつながりを広めていく活動「かえっこえほんわらしべmethod」をえほんピクニック様から引き継がれて、「ママにいいこと」というカラーをどうマッチングさせていけばいいか、スタッフのディスカッションにアドバイスをお願いしたいと地域公共人材に依頼がありました。
【派遣概要】
派遣先団体 妊産婦ケア推進プロジェクトママにいいこと
派遣人材 リーダー:小野 千佐子氏、メンバー:下山 陽介氏、山本 和美氏
派遣回数 5回
支援内容 引き継ぐ前の団体が大切にしていたことを損なうことなく、団体の特徴をどうすれば反映できるかというディスカッションのアドバイス支援。
初回ヒアリング(令和6年5月28日)
引き継いだ活動「かえっこえほんわらしべmethod」を西区を中心に地域活動として広げていきたいこと、メンバーは妊産婦や子育て中であり、子どもが一人でも地域の本が置いてある店舗に行けるような安全な社会づくりをめざしたいことを確認しました。
第1回派遣(令和6年7月2日)
引き継ぎ前の「かえっこえほんわらしべmethod」について詳細なヒアリングをし、ママにいいこととしての課題抽出をしました。その結果、この活動を町で展開させていきたいのかの意思確認と、団体として何を目指しているのかを確認しました。
第2回派遣(令和6年7月16日)
第1回派遣を受け、スタッフで実施したミーティングの報告を最初にしていただいた上で、個人的な具体策を一人ずつ訊き、活動目標の確認を行いました。また、本を置いている店が10店あるので、各自その中から声の掛けやすい1店をを選んでどう取組みを説明するのかを考えようと人材から提案しました。団体の方でまたミーティングを開催し、各自意見を纏めて次回派遣に臨むことになりました。
第3回派遣(令和6年9月10日)
事前に団体側で実施されたミーティングの内容に基づき、代表から説明をしていただいた後、課題を付箋に書き出していき問題点の指摘と、どういった方向で進んでいくのかを意見交換しました。その結果、引継ぎ前の活動にこだわることなく、「ママにいいこと」オリジナルで、赤ちゃん・パパ・ママからおじいちゃんおばあちゃんまでいろんな世代が意見交換し、楽しめる無料開放デーを利用してひとまずやってみようということになりました。
第4回派遣(令和6年10月30日)
無料開放デーを利用したプレスタートの実施を経て、感じたことや課題の共有、および今後に向けてのディスカッションを行いました。代表の運営する店舗にて試験的に本のスペースを設け「かえっこ」を行ってみたところ、1ヵ月半ほどの間で2回の交換、数回の貸出があったとの報告がありました。実際の試験運用を通じて課題として、「ルールの説明が大変」「難しい本の扱いに困った」「顧客属性によってかえっこのニーズが違う」などが挙げられた一方で、「想定よりも反応が良い」「交換対象が1冊限定だと管理や発信がしやすい」「やっぱり本を通して人間性が見えることが面白い」などの良かった側面も意見が挙がり、特に本を通じて持ち主の人柄が想起され、その印象が繋がりを生んでいく点にメンバーの興味が集まりました。これらの振り返りを踏まえ、代表の拠点のみではなく、各メンバーそれぞれが実施しやすい形で何らかの「かえっこ」を試験的に行ってみることになりました。またこの事業の名称については「本をきっかけに」とすることでスムーズに合意形成され、仮称として進めていくことになりました。
第5回派遣(令和7年1月27日)
各メンバーの個別活動のヒアリングをし、今後に向けての意見交換を行いました。メンバー全員が、本をきっかけとした活動を個別に行い、本をきっかけに人との関係が深まったと感じており、それぞれに手ごたえを感じる一方、本を持ち歩くことや時間的な限界、各自の状況の違いなどの課題があることもわかりました。今後は各自の活動を重ね、団体として「本をきっかけに」の活動報告と広報の場として、10月の「えほんピクニック」のイベントへのブース出店を目標に、月に1回程度はメンバーで話しあいを行っていくことが決まりました。その他、チラシ等のキービジュアルには、団体が持っているイラストを使用することになりました。
【派遣先団体のご感想】
自分たちでは気づかない課題に気づかせてもらえた。話し合うテーマを明確にして、脱線しそうな時はテーマに戻るよう話の流れを作って頂けた。視野を広げることができた。よく最後までサポートしていただけたなと思いました。人材の方が複数人いらっしゃることで、各々の視点から俯瞰した回答やアドバイスが得られた。
あなたの団体のやりたいことを、わたしたち「地域公共人材」が応援します。
地域公共人材は、団体が抱える課題や困りごとの解決に向け、団体の思いに寄り添い支援を実施しています。私の団体も、こんな悩みを抱えている!何とかならないかな?と思われた方は、大阪市ホームページをぜひご覧ください。私の団体も派遣を受けたい!と思われた際は、大阪市市民局地域力担当地域連携グループまでお気軽にご相談ください。
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