みんなの活動報告内容

始まりはメンバー2人の長年の思いから…

いくのすきるらぼのメンバー2人には、共通の「いつかやってみたいこと」がありました。それが、「みんなで歌ったり楽器弾いたりをゆるく楽しむサークル」です。

地域にも、音楽の発表ができるような場やコミュニティはいくつかあるのですが、ギターが少しだけ弾けたり、歌ったりするのも好きだけど、上手な人たちが多くいるそんな場に参加するのはハードルが高い。

 

もっとハードル低く、他人に聴いてもらうというよりは自分たちが楽しむために練習して発表する。そんなコミュニティを作りたくて、知り合いの音楽のプロ(シンガーソングライターでボイストレーナー)の方と一緒に、「楽ラク音の輪」という名前のサークルをスタートさせました。

「楽ラク音の輪」Instagram

 

毎月練習曲を決めて、商店街イベントで発表会を開催

「楽ラク音の輪」では、毎月練習曲を2~3曲決めて、2回くらいの練習会を経て生野商店街界隈で毎月第4日曜に開催される「わいわい界隈にぎわい市」イベントの企画の1つとして、発表会を行います。

参加は無料。

 

誰が何の楽器を担当するか固定されるものではなく、曲に合わせて自分の好きな楽器を選んだり、楽器は弾かずに歌ったりと自由です。

 

練習場所である生野銀座商店街のどりー夢館に、マラカス、ギター、ベース、カホン、ブロッケン(鉄琴)、オーシャンドラム、ギロなどの楽器を常備しているので、自由に使って練習できます。もちろん、自分の楽器を持ち込んでもOK。

 

練習会の参加も自由、練習会だけ参加して発表会には出ないのも自由。

 

楽器や歌の「上達」を求めない(求める人には、プロの先生が教えてくれます。)

 

あえて、サークル全体の打ち上げなどの「音楽を楽しむ」以外の場所を設定しない。

 

出来るだけ、サークル全体としての縛りやしがらみを付けずに、それぞれが音楽を楽しむ場所となることを大事にしています。

そんな、ゆるーく始めたサークルですが、現在発表会を4回開催しました。

発表会を観たりイベントや練習会のチラシを見たりしてくれた方が、「私もやってみたい!」と参加者が少しずつ増えていっています。未就学児から80歳代の方まで、幅広い年齢の方が参加しています。

 

練習会後の記念撮影

発表会のステージ。みんなで「鬼のパンツ」を歌いました

発表会のチラシ。全員曲以外にも、オープンステージで好きな歌を歌えます

楽器を自作して持って来てくれた人も!

商店街の焼き鳥屋の店主も毎回参加してくれます!

グロッケンとカホンは、商店街でいつでも誰でも演奏できます!

 

自分の好きなことで「ちょっと彩りのある日常を」

楽ラク音の輪サークルのメンバーとは、LINEのオープンチャットでやり取りを行っています。発表会は月1回、練習会は月2回なので、みんなで集まるのは多くても月に3回ですが、

・練習曲をみんなで決める

・譜面を受け取る

・自分で練習

・仲間と練習

・発表会で披露

という1か月のサイクルを繰り返すことになるので、自然と日常の中に音楽を意識することになるのではないかと思います。自分の好きなことがあって、それを共有できる仲間がいて、身近にチャレンジすべき目標があることは、日常にちょっとした「彩り」が生まれるのではないかと考えています。
いくのすきるらぼは「狭く深く」関われることをテーマとしたイベントを企画してきましたが、今後はこの「日常に彩り」も意識した活動をしていきたいと思います。

 

さらにハードルを下げた「ギターで遊ぼう会」

楽ラク音の輪の活動を続けていると、こんな声をいただきました。「いつかギターをやってみたいと思っているけど、練習会でみんなに合わせるのは足引っ張りそうだし、発表会なんてもっとハードルが高い。まだ教室に通う覚悟もないし、でも楽しそうなんだよね…」

そこで、お試しで楽ラク音の輪練習会の前後に、初心者向けの「ギターで遊ぼう会」を開催してみました。すると、

・全くの初心者でギターも持っていない人

・家の隅に置き忘れられていた、使っていないギターを引っ張り出してくれた人

・学生の時以来でウン十年振りに弾いてみたい人

など、思ったより参加者が多く反響もあったので、継続して開催することにしました。

チューニングの仕方やコードの押さえ方など、本当に基礎からの方が多いですが、教室のように「きちんと上手くなる」目的ではないので、自分の大好きな曲を、弾けないコードは飛ばしながらでも少しずつ弾いて楽しむくらいのゆるい雰囲気で楽しんでいます。続けながら「もっとうまくなりたい!発表してみたい!」と思えば、教室に通ったり楽ラク音の輪に参加したりの流れができたら良いなと思っています。

 

「ギターで遊ぼう会」の様子

ギターは初めて持ったそうです。ギターケースを肩にかけて記念撮影

団体名:いくのすきるらぼ

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