みんなの活動報告内容
みんなの活動報告
~大桐地域活動協議会への派遣レポート~
地域活動協議会は、地域の「つながり」や「きずな」を活かして、地域課題や問題解決、地域の活性化に向けて、みんなで取り組んでいくための組織です。「自らの地域のことは自らの地域が決める」という基本をもとに、地域に「住んでいる人」「働いている人」「通っている人」など地域に関わる方誰もが地域活動に参加でき、地域に関わる全ての方を対象にしています。
今回は、東淀川区の大桐地域活動協議会より、「地震が起こってもどうしたらいいかわからない」との声が上がっているので、「女性目線」の防災学習を複数回(3~4回)開催し、その内容を絡めた啓発ビラ(報告書)を作成するためのアドバイスをお願いしたいと地域公共人材に依頼がありました。
【派遣概要】
派遣先団体 大桐地域活動協議会
派遣人材 リーダー:笠井 あゆみ氏、メンバー:林 久善氏、金谷 一郎氏
派遣回数 4回
支援内容 大桐地域活動協議会の事業である「文化教室」にて、女性の視点からの防災ワークショップを実施するため、よりよい防災活動とするためのアドバイスを行う。ゴールイメージは、エマージェンシーカードなど配布物を作成すること。
初回ヒアリング(令和6年7月20日)
団体の真の目標に向かって支援ができるように、「やりたいこと」を整理し、派遣計画書を作成するためのアドバイスを行いました。
第1回派遣(令和6年8月10日)
文化教室で実施する防災をテーマにしたイベントについて、次回のイベント企画を決めるため、メンバーでの対話の進行を行うとともに、人材からメンバーに防災の知見を提供しました。
・アイスブレイク(頻発している地震についての今の私の気持ちと行動を各メンバーから発表)
・防災の知見のインプット(防災リスク・人口構造、能登半島地震の状況、自助の行動)
・次回のイベント企画案への助言と相談スキームの伝達
第2回派遣(令和6年10月5日)
文化教室で実施する防災をテーマにしたイベント内の勉強会において進行に関するアドバイス及びコメントを提供しました。
・アイスブレイク(当日のイベントへの直前打ち合わせ)
・イベント全体の進行に関するアドバイス
・人材からのコメント:「被害想定」、「女性と防災」、「備え」について
第3回派遣(令和6年11月23日)
次回イベントへの組み立てをサポートすることを今回の目標とし、次回派遣でのゴールイメージを確認したところ、団体より「次年度以降」につなげるための派遣にしたいということが再認識されました。当初、啓発ビラの作成をゴールイメージとしていましたが、それよりもメンバーのネットワークを広げ、この活動を継続可能なものへと育みたいという想いを共有できました。
・アイスブレイク(前回イベントの振り返り);成功とみなすポイントを人材よりフィードバック
・次回の取り組みへの進め方の整理、キーワードピックアップ
・人材派遣への要望の整理
第4回派遣(令和7年3月1日)
メンバーで企画、立案した話題提供とワークショップの実施を実現し、ふりかえりの中にも「コミュニティ」というキーワードが出てきたことから、人材の方から「コミュニティ」形成をテーマに「防災のあり方」を「地域」と「テーマ」という視点でメンバーのニーズの整理を実施し、今回の派遣を終了しました。
・アイスブレイク(1月18日イベントの振り返り);成功とみなすポイントを人材よりフィードバック
・人材からの気づきと課題の分析と話題提供「コミュニティについて」(テーマ型&地縁型)
・今後について;「この活動の継続」のためにやるべきことを話し合う
【派遣先団体のご感想】
3名の人材さんが、親しみやすく和やかな雰囲気を作ってくださった。何から始めていけばいいか悩む私たちが本当にやりたいことを導きながら刺激的で興味深いお話しで、防災や震災に対する知識を得ることができた。その中で開催したワークショップも、参加した方々と充実した時間を共有できたと思う。
あなたの団体のやりたいことを、わたしたち「地域公共人材」が応援します。
地域公共人材は、団体が抱える課題や困りごとの解決に向け、団体の思いに寄り添い支援を実施しています。私の団体も、こんな悩みを抱えている!何とかならないかな?と思われた方は、大阪市ホームページをぜひご覧ください。私の団体も派遣を受けたい!と思われた際は、大阪市市民局地域力担当地域連携グループまでお気軽にご相談ください。
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