みんなの活動報告内容

 

昭和生まれの私にとって、関西大学は千里山キャンパス(吹田市)のイメージなのですが、今は高槻や堺にもキャンパスがあるんですよね。 梅田キャンパスは、梅田駅からほど近く、1Fにスターバックスさんが入っているおしゃれで都会なビルにあります。

さて、そんな関西大学梅田キャンパスが主催して開催された防災イベントに参加してきました。

 

日時:2025年4月12日(土)13:00~17:00

会場:関西大学梅田キャンパス 8階大ホール

 

入って左側は、トークイベントのためのコーナーで、入って右側は、体験しながら学べるブースのコーナーです。

 

トークイベントの第一部は、阪神淡路大震災に関する本2冊の刊行イベント。

登壇者は俳優の堀内正美さんとテレビ番組の企画・制作や映像コンテンツのアーカイブ業務を行う会社(ABCリブラ社)のお二人。

 

堀内さんは、震災直後に仕事で関わっていたラジオ局に行ってビデオ撮影を行っていたことや、「がんばろう!神戸」という神戸市民の合言葉の発案(きっかけ)になったことなどをお話になりました。

また、仕事や学業などで家にいる時間の方が短い人が多いので非常持ち出し袋は他人のために用意しておくべきものではないか、笛などの身を守るグッズやお薬手帳は普段から携帯しておくべきではないか、という提案をされました。

堀内さんご自身が阪神淡路大震災を体験され、被災地や被災者の支援にも取り組んでおられるため、とても熱い気持ちのこもった講演でした。

著書「喪失、悲嘆、希望 阪神淡路大震災 その先に」

 

ABCリブラ社が紹介していた本は「増補版 スマホで見る阪神淡路大震災 1995.1.17 災害映像が伝えるもの」。

本にQRコードが印刷されており、スマホで読み取ることで朝日放送の阪神淡路大震災の取材映像を見ることができる本です。

震災発生時の生放送のアナウンサーの対応や、避難所での汚れたトイレなど、生々しい映像の一部が紹介されていましたが、やはり映像で見るとインパクトが伝わりますね。

 

トークイベント第二部は、シミポタではおなじみの山田まりこさんがファシリテーション。

関西大学の小澤守名誉教授と奥村与志弘教授と3人でのトークセッションです。

 

奥村教授は、うめだ南海トラフ研究会という会の代表もされており、高層ビルや地下空間が存在し、人が密集する梅田の強みや弱みを理解して、災害時の安心安全を模索する取り組みをされているそうです。

詳しくはこちらをご参照ください。

 

山田さんからは、中津で活動されている自主防災会の情報提供、マンション防災や高齢者に関する課題、グラングリーン大阪の都市型防災公園としての機能について誰も知らないこと、などのお話がありました。また、上記のうめだ南海トラフ研究会への住民の参加も提案され、新たな連携が生まれた瞬間でした。

 

ブースの方では、書籍や防災食の販売、展示、ワークショップなどが行われていました。

 

・大阪市立生涯学習センターさんのブース

「OSAKA防災タイムアタック!」の新作やさしい日本語バージョンのPRをされていました。

外国人住民の方と一緒にぜひ体験していただきたいですね。ダウンロードすれば誰でも使えるそうです。

詳しくはこちらをご覧ください。

 

・関西大学の学生団体「KANDAI DPE」さんのブース

防災ボトルと防災射的を運営されていましたが、防災ボトルを体験させていただきました。

限られた大きさのボトルに、どのように何を詰めるかが大きなポイントです。

大きいものから詰めていって小さなものをスキマに入れましょうとか、電池は意外と使うところが無いからもしスペースが無ければ優先度は低くてもいいのでは?ということを教えていただきました。

100円均一ショップで買えるものが多いので用意しておくといいですね。

 

他にも、消防局によるVRの体験、北区役所による展示などがありました。ミャクミャクも来てました!

 

トークイベントとブースの両方を体験できる楽しくかつためになる防災イベントでした。

関西大学の取組を今後もフォローして参ります。

 

シミポタおじさん

尾谷伸也(ペーパー防災士)

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