みんなの活動報告内容
・「すみのえ天水(あまみず)プロジェクト」
雨水の活用を通じて、地域のコミュニティの輪を広げるために、株式会社一二三工業所さんが主催するプロジェクトです。 主に住之江区の企業や団体が参加されています。
※株式会社一二三工業所は、シミポタのトップページに掲載されている「市民活動のためのクリック募金」の協賛企業の一つです。
天水プロジェクトでは、雨水タンクの設置を推進する取組を行っており、区役所や企業など、住之江区内の数か所に設置されているそうです。
庭木への散水や、災害時の緊急用用水に使用することを想定されています。
プロジェクトのメンバーが集まる会があるとお聞きしたので、2025年6月27日に開催された「第8回すみのえ天水プロジェクトミーティング」に参加してきました。
10数名の方が参加されていましたが、住之江区長も参加されていました。
この日の講師は、住之江区の廃油回収・廃油リサイクルの会社の社長さんでした。
・家庭から出る廃油(食用油)の廃棄方法の約4割が下水投棄(つまり排水溝から流している)
・20mlの油を下水に流したとして、魚がすめる水質にするために必要な水の量は6,000l
(出展:生活雑排水対策推進指導指針)。
・家庭から出る廃油の回収には手間やコストなどの課題がある
などのご説明をいただきました。
どうすれば家庭から出る廃油を回収しやすくなるのかをグループでディスカッションする時間もあり、皆さん熱心に話し合っていらっしゃいました。
・雨水cussion(あまみずカッション)@すみのえ
すみのえ天水プロジェクトの一環で2022年から始まった活動で、一二三工業所さんと関西雨水市民の会さんが共催で行っている勉強会です。 雨水活用・環境・防災などから1つテーマに絞って、その分野の専門家に講師として来てもらっているそうです。
2025年7月8日に開催された「第23回雨水cussion@すみのえ」に参加して参りました。
20名ほどの方が参加されていました。
この日の講師は、岸和田の循環型トイレの会社の方でした。
・循環型トイレとは、排泄物やトイレットペーパーを含む排水をキレイにして、トイレの洗浄水として再利用できるトイレのこと
・微生物の力で水を再生し、無色、無臭、無菌の状態になる
・水を循環させるため上下水の必要がない(蒸発で減る分は雨水で補給する場合も)
・観光地などのトイレとして利用されている
・災害時のトイレとしての利用も想定されている
などのご説明をいただきました。
2つの会合に参加してみましたが、どちらもとても勉強になりました。
住之江区の企業や団体を中心としたコミュニティづくりが行われていますので、みなさんも一度参加されてみてはいかがでしょうか?
シミポタおじさん
尾谷伸也(最近特に住之江と縁のある男)




