みんなの活動報告内容
2025年7月7日に開催されました「社会問題解決シリアスゲーム ゲーム利活用ワークショップ」に参加させていただきました。
会場は、グラングリーン大阪 北館のBlooming Camp。
平日の16時からなのに40名ほどの参加者が集まっていました! とても関心が高いですね。
講師は、「突破計画」の武内伸雄さんです。
さて、シリアスゲームとは、いったい何でしょう。
「シリアス(深刻)なゲーム」ではなく「社会問題の解決をテーマとするゲーム」だそうです。
紙製のカード類を使用するアナロゲーム、パソコンを使うデジタルゲームがあるそうですが、今回のセミナーでは主にアナログゲームについて教えていただきました。
最近のプロジェクトとしては、
・アルコール依存を知るためのゲーム
・地域資源としての「ため池」を学ぶゲーム
・組織における多様性実現を考えるゲーム
・地域共助の仕組みに学⽣が参画するゲーム
・人と熊の共生を考えるためのゲーム
などなど、いろいろあるそうです。
以前、シミポタのハイパーセミナーでご紹介した「コミュニティコーピング」もシリアスゲームの一つだそうです。
ワークショップでは、3つのゲームを体験させていただきました。
①コミュニケーションゲーム「バカッチェ」
②共生社会に近づくためのゲーム「ワンダーワールドツアー」
③自分のキャリアを多面的に捉える「Find!! Yourself」・・・武内さんが作ったゲーム
ゲームの詳細は割愛させていただきますが、実際にプレイした参加者のみなさん、とても盛り上がっておりました!
ゲームだから楽しみながら没頭してプレイできることを体験できました。
- バカッチェ
- ワンダーワールドツアー
- Find! Yourself
武内さん曰く、
社会問題に向き合う時に、興味が向かない、立場や考え方の違いを乗り越えられない、などの課題があるが、
アナログのシリアスゲームには、没頭性と身体性(カードを使うなどのアクション)があるので、
①リアルな当事者意識が獲得できる
②失敗を恐れずに挑戦ができる
③対等な⽴場での対話ができる
④複雑な問題の構造を学ぶことができる
⑤⾃由な発想を促すキッカケになる
⑥深刻な社会問題を話し合う⼟台づくり
というプレイ価値が生まれるそうです。
また、武内さんのように実際にシリアスゲームをつくることもできるそうです。
なんと、どんなテーマでもゲームにできるそうです!
ただ、ゲームをつくるためには、どんなメッセージを伝えたいのかを考え、様々なゲームをやってみて、ゲームを応用・調整して、という繰り返しの作業が必要になるそうなので、すぐに簡単につくれる訳ではなさそうです・・・。
わたしは、町会・自治会の課題を体験できるゲームをつくってみたいと思いました。
誰かつくっていただけませんか?(他力本願)。
セミナー後、参加者同士の交流会が設けられました。
自分でゲームをつくっている方、シリアスゲームについて記事や配信などで紹介しているライター、セミナー講師など様々な方が参加されていました。
今回の参加者から新たなゲームが生まれるかもしれませんね。
今回のセミナーでは、シリアスゲームというツールを使って、社会課題に向き合う方法があることを教えていただきました。
武内さんの資料はとても見やすく、わかりやすい講義でした。
突破計画HP :https://toppakeikaku.jimdofree.com/
シミポタおじさん
尾谷伸也(わたしも本業不明)





