みんなの活動報告内容
こんにちは!大阪市市民局地域連携グループです!
大阪市市民局では、市民活動が活発に展開される環境づくりの一環として、ボランティア・NPOなどの市民活動を支援するための、「区政推進基金(市民活動支援型)」を設置し、行政だけでなく、市民、市民活動団体、企業がともに市民活動を育てていくものとして、寄附金を活用し、市民活動団体が行う公益的な事業に対して助成金による支援を実施しています。
大阪市:大阪市市民活動推進助成事業 (…>市民活動をしたい方へ>市民活動に対する支援) (osaka.lg.jp)
こちらの活動報告では、令和7年度の助成事業に選定されている団体さんの活動現場を視察し、みなさまにご紹介させていただきます。
今回の令和7年度視察レポは・・・
「『グローバルユース防災サミット2025 in 大阪・関西万博』の開催及び大阪市を拠点とするユースによる防災活動」です。
こちらの事業では、10代〜20代のユース世代が、主体的かつ能動的に大阪の災害の歴史や防災の現状と課題を学び、そこで得た知識と経験とチームワークを活かし、大阪の防災力を向上させる活動を行われています。
また、多様性と多文化の視点から、在住外国人や各国ユースとの交流を通じて「誰も取り残さない防災」の実践に取り組むまで、国内外の防災の現状を一覧できる「防災世界地図」を作成し、万博において地域と世界の双方を災害から守る「共助」の重要性を発信しておられます。
今回の視察では、令和7年8月10日(土)に、環境・エコをテーマとした小学生向けのワークショップや企画が集まるイベント「エコワールドフェス」内で行われた、「ユースBOSAI万博」に向けた打ち合わせ会を見学させていただきました。
「ユースBOSAI万博」は、ユースの皆さんが大阪・関西万博の場において海外のゲストや、各国のパビリオンの方や来場者の方との交流を通じて得た、各国における災害や防災についての情報について展示や発表を行うといったイベントです。
イベント参加者には「世界BOSAIパスポート」が配付され、それを持って様々な国のブースを訪れ、その国の災害、防災活動についてユースや防災科学技術研究所の研究員の方から話を聞くことができます。イベントの主な対象は小学生ということで、楽しくわかりやすく防災について学べるような仕掛けを企画されていました。
今回、お伺いした打ち合わせでは、ユースに加え、イベントに連携協力いただいている、「大阪市立デザイン教育研究所(通称:デ研)」の生徒の皆さんも参加され、イベント当日に会場内で展示される「防災世界地図」や、イベント参加者に配布される「世界BOSAIパスポート」のデザインについて、ユースの皆さんとデ研の生徒の皆さんで話し合いが行われていました。
グローバルユース防災サミット実行委員会では、運営から十代、二十代のユースが主体となって参加されているということが特徴で、打ち合わせの進行もユースが担当します。
オンラインでの参加者も含め議論に参加できるよう、デザインを常に画面で共有し、参加者全員の意見をききながら、丁寧に話し合いが進められている様子から、日ごろの活動からユースの主体性が発揮されていることを強く感じました。
配付物に掲載される防災に関する情報収集はグローバルユース防災サミット実行委員会が行い、デザイン制作をデ研の生徒が担当。
配付物に使われる紙の材質や装丁、作成にあたってのポイントなどデザイン面での説明をデ研の生徒から受け、「どのようなデザインがメインターゲットである小学生に伝わりやすいか」、「イベントのコンセプトにあったデザインになっているか」といったことが活発に意見交換されていました。
また、グローバルユース防災サミット実行委員会のメンバーには、防災士の資格を持つユースも参加しており、情報の正確性や根拠をしっかり確認しながら進められていたことが、とても印象的でした。


今回の活動視察を通して、ユースが自分たちで準備や運営、意見交換に主体的に取り組む姿や、防災の大切さを同世代や子どもたちに楽しくわかりやすく伝えようとする工夫に、今後の大阪の防災力向上を担っていく若い世代の頼もしさを感じました。
グローバルユース防災サミット実行委員会では、他にもユースが中心となり、様々な団体や専門家の方々と連携しながら、防災に関する情報発信や実践を行われています。
団体の詳しい活動を知りたい方は、団体HPや各種SNSを是非チェックしてみてください!
・シミポタ団体情報ページ
https://kyodo-portal.city.osaka.jp/author/2582/?uid=2582
・団体ホームページ
