社会課題と市民活動内容
国際的なイベントの日本開催を控え、私たち市民にできることを考えてみませんか?
2020年の東京オリンピック・パラリンピックの例をご紹介しましょう。流行語大賞を受賞した言葉「おもてなし」の精神のもと、東京都は大会運営に携わる「大会ボランティア」と観光案内を担う「都市ボランティア」合わせて9万人以上のボランティアが必要、と公表され、それが大会成功の鍵とも言われています。特に、「都市ボランティア」の中心を担う「おもてなし東京」という登録制の観光ボランティアは、誰もが参加できるシステムで、2020年を見据え、今から活動をしている人もたくさんいます。東京も五輪を機とした観光強化に、都民のみならず全国から多くの市民ボランティアを募っているのです。
一方、大阪は、ここ数年で大幅に外国人観光客数が増え、平成29年、初めて1,000万人を突破しました。この年、日本を訪れた外国人観光客は過去最高の2,800万人超。その内、大阪を訪れたのは約1,110万人で、約40%もの外国人観光客が大阪を訪れています。
渡航目的を「観光」に絞れば、大阪は東京に迫る勢いで、インバウンド市場は拡大の一途を辿り、増加率では、今年(平成30年)、世界1位の都市となりました。それだけ外国人を惹きつける魅力が大阪にはあるのです。
人気の観光名所だけではなく、いろいろな大阪の魅力を伝えるために、また、外国の方々に安心してこの街を楽しんでもらうために、私たちにどんなことができるでしょう?
観光だけでなく、大阪の活性化の観点からも、さまざまな活動を行う団体みなで連携し、共に考えて、一歩を踏み出してみませんか?
【参考】
大阪府<観光統計調査>http://www.pref.osaka.lg.jp/kanko/toukei/index.html