社会課題と市民活動内容
全国の認知症高齢者数は、平成22(2010)年には約462万人であると推計され、令和7(2025)年には約700万人になると推計されています。
大阪市の認知症高齢者等の数は平成30年4月1日時点で73,653人となっています。ご本人の意思が尊重され、住み慣れた地域で自分らしく暮らし続けるためには、周囲の理解が必要です。しかし、大阪市の調査によると、認知症という病気の認知状況については、「原因となる病気や症状などについてだいたいわかるが53.7%」で最も多いものの、「言葉は聞いたことがあるが、原因となる病気や症状などについてはわからないが35.9%」となっており、まだまだ認知症への理解が十分であるとは言えません。認知症という言葉だけでみると9割近くの市民が理解していますが、症状を理解しているとなると全体の半分強となっています。
そのような中、誰もが認知症になっても安心して暮らせる地域づくりを目指し、講演会や勉強会を通して正しい知識の普及を行う団体や、認知症カフェをはじめとした「居場所」を地域で開催することで本人の孤立を防いだり、家族の負担感の軽減を図る団体など、さまざまな活動をする団体があります。
認知症を理解し、認知症の人や、家族を支援する応援者を育成するといった取り組みもあります。それらの取り組みを実施している団体は、大阪市市民活動総合ポータルサイトの「団体情報一覧」において、キーワード“認知症”で検索できます。
その人らしく安心して暮らしていける地域をつくるために、私達に何ができるか考えましょう。
大阪市認知症ナビ
https://www.osaka-ninchisho.jp/osakan/
大阪市高齢者実態調査報告書について
https://www.city.osaka.lg.jp/fukushi/page/0000394956.html
大阪市 認知症高齢者等の数
https://www.city.osaka.lg.jp/fukushi/page/0000140752.html
※この推計は医学的に認知症と診断されたものではなく、要介護認定における認定調査結果を基に推計したもので、要介護認定を受けていない人は含まれていません。
大阪市 集う場(認知症カフェ)をご存知ですか?
https://www.city.osaka.lg.jp/fukushi/page/0000409266.html
大阪市キャラバン・メイト事務局
https://www.osaka-sishakyo.jp/project/caravan/