社会課題と市民活動内容

 近年、児童虐待の増加や深刻化は、全国的な問題とされています。大阪市でも、児童虐待の相談件数は急増しており、平成26年度のこども相談センターにおける児童虐待相談件数は、前年度比1.43倍の4,554件となりました。

 

 「児童虐待」という言葉からは、普段の生活とはかけ離れた、身勝手な怖い親がするものというイメージを持たれるかもしれません。しかし、虐待と一言で表現しても、その内容は様々で、虐待が生じる背景にも複雑な要素が絡みあっている場合もあります。親も子どもとの関係に悩んでいたり、相談する場所もなく、孤独の中で余裕を無くし、悪循環を起こしてしまっている場合もあるでしょう。

 

 子育て中の親子で、気になる様子があったら、可能なら声をかけてみましょう。それでも、受け止めきれないときは無理をせずに、専門職や周りの支援を頼る必要があります。大阪市には、子育てサロンや電話相談、親子講座など、様々な形で子どもや保護者への支援を行う団体があります。あなたの活動が、悩む親子を救うかもしれません。まずは一歩踏み出してみませんか?

 

参考 

大阪市虐待対応件数

http://www.city.osaka.lg.jp/kodomo/page/0000220357.html