社会課題と市民活動内容

大阪市の一人暮らし世帯は59万9,400世帯で、一般世帯に占める割合は45.6%にもなります。そのうち65歳以上の単独世帯は19万2,800世帯で、これは平成22年から9.0%増加しています。また、人口から見ても、全国や大阪府が減少に転じた一方で、大阪市の人口は増加し続けていますが、生産年齢人口及び15歳未満人口は減少しており、高齢者人口の増加が続いているのです。

 

このように、一人暮らしの高齢者が今後も増加することが予想される中、孤立を防ごうと、サロンやコミュニティカフェなど、地域での居場所づくりに取り組む市民活動団体があります。このような居場所づくりには地域で暮らす人々との連携が不可欠であり、地域の人たちが育ち合う場の役割も果たします。

 

居場所には、最初から対象者やテーマがはっきりしているものもあれば、お互いに元気をもらえる世代間交流の場所や、いろいろな人が集まってふれあう場所など、様々な形があります。地域での出会いの場が増え、住民が互いにふれあう中で、コミュニケーションが広がれば、よりいっそう住みやすい地域になるのではないでしょうか。あなたの地域にある「居場所」を探してみませんか?

 

【参考】

平成27年国勢調査<人口等基本集計結果(大阪市)>

http://www.city.osaka.lg.jp/toshikeikaku/page/0000379310.html