社会課題と市民活動内容

本屋や図書館、今はインターネット上にも様々な本があふれていますが、一方で私たちの読書離れが浮き彫りにされています。文化庁が平成25年に全国16 歳以上の男女を対象に実施した調査において、電子書籍を含む読書量を調査(回答数2,028)したところ、47.5%の人が「読まない」と回答しました。

一方、子どもはどうでしょうか。平成28年度の「全国学力・学習状況調査」の結果、読書が好きと答えた大阪市の小学生の割合は平成23年度の43.2%から44.7%に上昇していますが、全国(49.3%)と比較してまだ低い状況です。

平成13年に子どもの読書活動の推進に関する法律が施行され、自治体でも取り組みが進められています。大阪市では「第2次大阪市子ども読書活動推進計画」に基づき、子どもたちの自主的な読書活動の推進に向けて、取り組みが進められています。その中には、学校図書館で活動するボランティアが増えることで学校図書館の活性化が進むことや、市立図書館でのボランティア講座の継続実施、ボランティアの交流を拡大することなどが盛り込まれ、様々な形で市民の力が重要視されています。

 

このように本と子どもをつなぐ存在としてボランティアは大きな役割を果たしており、幼い頃から本に触れる機会をつくろうと、読み聞かせや紙芝居など、様々な形で活動している市民活動団体が数多くあります。お気に入りの本を読みなおす、新しい本を探す、読んだ内容を伝えていく、様々な活動を通じてあなたも大切な一冊に出会いませんか?

 

平成25年度「国語に関する世論調査」(文化庁 平成26年3月)

http://www.bunka.go.jp/tokei_hakusho_shuppan/tokeichosa/kokugo_yoronchosa/

「第2次大阪市子ども読書活動推進計画」について

http://www.city.osaka.lg.jp/kyoiku/page/0000215297.html

「子どもの読書活動推進の取組み等調査」(大阪府教育委員会 平成27年3月~6月)

http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/27926/00000000/keikaku5.docx

平成28年度大阪市「全国学力・学習状況調査」の結果について

http://www.city.osaka.lg.jp/kyoiku/page/0000379270.html